
航空科学博物館に行ってみた 成田空港隣接、飛行機が多くて子供が喜ぶ施設
大型空港のすぐ近くには、やはりそれっぽい航空博物館があるものです。そしてそれは日本の空の玄関といってもいい、成田空港にももちろんあります。
…若干空港から離れていて、便もそれほど良くないのは欠点ですが。もうすこしこの辺りの利便性が高くなると遊びに行きやすいのになーとは思いつつ、施設は結構しっかりしているので子供は普通に大喜びでした。小さいお子さんはもちろん、大きいお子さんでもシミュレーターとかがあったりするのでわりとまんべんなく楽しめる施設かなと思います。
そんな航空博物館について、内容をまとめてみました。
場所
航空科学博物館の場所はこちらになります。
これ、最大の難点が1か所あって、立地です。とにかく公共交通機関でのアクセスが悪いんです。
成田空港からは各ターミナルから路線バスが出ていて、それで行くことができます。時間にしても10分程度なのでそれほどかかることはありません。この事じたいは良いんです。
ただこのバス、成田駅から来ているバスなので遅延も多く発生しますし、時間が読めない事が多々あるのが難点。しかも本数も1時間に1本とかで、バスが無い時間帯もあったりします。特に空港利用をされていない方ならなんとでもなりますが、空港利用を予定されている方は早め早めの時間で動く事を強くおススメします。ギリギリは危険です。ギリギリで行くならタクシーとかのほうが良いでしょう。
あと実は何故か東京駅から高速バスも出ていたりします。道路状況次第ですが、1時間30分程度が目安になります。こちらのほうが良い方もいるかもしれませんね。
このあたりは公式サイトに詳しい案内があるので参照してみて下さい。
概要
ではどんな施設なのか、ざっくりご案内します。
主要施設
主な施設は2つ。有料のメイン展示場と、無料の広場です。

メイン展示室にはメイン展示室らしい、さまざまな模型や、成田空港に関する展示、大型シミュレーターといった展示があります。標準で1時間程度といったところでしょうか。
各種の展示は2019年にリニューアルされたこともあり、整ったものになっています。展望台からは成田空港を離発着する飛行機を眺める事もできますし、レストランでは機内食風の食事もありますし、成田空港に関する展示もあったりと、割といろいろ楽しめる感じです。
ただ2019年にリニューアルされて、新しいのがいくつか導入されたところは綺麗ですが、昔からそのままの展示も割とあったりするのでそういったのは古さを感じる事も…。ただお値段的にもかなりお手頃な施設なので、それはもう仕方ないかなと。
全体的に子供が楽しめる施設なのは、間違いないかなと思います。飛行機が好きなお子さんは特におススメ。

無料の広場はこんな感じで、広場に古い小型の飛行機がいくつか展示されています。一部の展示物は実際に中に入れたりするので、結構面白いのではないでしょうか。大人の自分が行っても普通に楽しかったです。
料金
料金は以下の通りです。
- 大人700円
- 中高生300円
- 子供(4歳以上)200円
料金設定は4歳以上となっていますが、乗り物が好きなお子さんであれば楽しめるかと思います。
また各種航空シミュレータやボーイング747の実機機種の内部見学もあり、こちらは別料金となっています。時間帯が決まっていますので、こちらも公式サイトで最新の情報を確認してください。
営業時間
営業時間は10時~17時。最終入館は16:30までとなります。
混雑具合
場所柄、平日はかなりすいています。時折、社会科見学で着ている小学生等もいたりするので、そういった際は多少混みあったりしますがそれぐらいです。
土日でも程々の混み具合でした。場所柄ここまでくるのも結構大変ですからね…。人気の展示とかは、埋まるのが心配になりますが、気になるのはそれぐらいでしょうか。日曜日だとシミュレータのイベントも回数増やしての対応となるので、そこまで心配はないと思います。正直、立地あんまりよくないですからね。
航空科学博物館について
有料エリア

ではまず有料エリアからご紹介。玄関入るとすぐお土産屋さんで、こちらは無料です。この奥にはいるのから施設料金がかかってきます。

入ってすぐ最初に見えるのは、大きな飛行機の模型ですね。プロジェクターからいろんな映像が随時ながれていて、結構楽しげな感じがします。

なお、一日に何度か決まった時間に、プロジェクションマッピングによる演出もあります。こちらも結構面白いので是非見て頂きたいところ。階段上ったところに時間の展示があるはずです。

まず最初は飛行機の模型から。ここの中に入れます。

中は座席ですね。一昔前の飛行機の座席、といった印象です。

前にはファーストクラス座席の展示があったりもします。これも少し前のファーストクラス、といった感じですね。

一番前からはコクピットの模型もみれたりします。こういうのは大人も楽しいですよね。

後ろにはギャレーの展示なんかもあったり。古い機材が中心ですが、結構面白いですね。ビジネスクラスなんて乗らないですから、すわってみるのも面白かったりします。

あとは輪切りにした飛行機の展示も。こうやってみると意外と小さいような…。

こちらはシミュレーター体験用のシミュレーターですね。

ところどころ世界の飛行場の解説もあったりします。…が、内容が明らかに古かったりもします。説明文からおそらく、2006年ごろに書かれた内容かなーと。すでに十年以上前の情報なので、かなり時代を感じる記述なのですが、これはこれで、その時はそうだったんだなーと思って読んでみましょう。ノースウエスト航空とか、既にない航空会社が登場したりします。歴史ですね。

あとは時代ごとの飛行機の模型の展示。

こんな感じでいろんな展示があります。

さて場所は変わって次のフロアに。ここは成田空港に関する展示のエリアです。これは空港で働く人にはどんな人がいるのかがわかる展示。タブレットがあってそれで写真を撮ると、前のスクリーンのキャラクターの顔が自分の顔になったりします。

エコ頑張ってます!という社会科見学っぽい展示もあります。

あとはスーツケースを預けたらどうなっていくのかという展示とか。普通に大人でも面白いですよね、こういうの。

あとは成田空港の巨大な模型もあったりします。これ大きいですね。

あとは成田空港の音を体験する部屋とかもあったりします。

さてどんどん続いて次のフロアへ。ここは2019年に新規オープンした施設ですね。

ちょいちょい展示があったりしますが、展示はふーん、といった感じ。

上には展望台もあったりします。

こんな感じで、離発着する飛行機が見えたりします。結構すぐ近くを飛ぶので迫力ありますね。

あとは各種シミュレーター等もあったりします。どちらかというと大きいお子さん向け。

そしてこの施設のすぐ隣には、この航空科学博物館のメイン展示、ボーイング747の展示があります。こちらは実際の航空機の先頭部分を、そのまま切り出したものです。

なんでもアメリカの砂漠に廃棄されていた本物のボーイング747の先頭部分を、分解して日本まで持ってきたのだとか…。それってすごい大変じゃない?と思うのですが、実際めちゃくちゃ大変だったようで、担当者の方のレポートがこちらに乗っていますので興味がある方は。JALの技術力を全力で駆使してもってきて再現したのだとか。

でもこれは迫力満点の展示ですね。本物ですからね。実際有料体験で一番人気なのはこちらなのだとか。事前申し込みが必要になります。うちの子はまだ小さいのでこちらは見送りましたが、もう少し大きくなったら是非連れてきたい。

他にも航空機体験の施設もまだまだ結構あったりします。こちらもフライト体験ですね。

あとは図書室等もあったりします。興味があればぐらいですね。

食事もここで取れます。食事は650円~、デザートも310円~。成田空港の景色を眺めながら頂く事ができるので、興味がある方は是非。あとは機内食風ランチとかも1000円であったりします。この景色を眺めながら食べる食事も良いですよね。
あとはこの更に同じような感じで展望室もあったりします。こちらは自販機もあるので休憩にちょうどいい感じでした。時期によっては、離発着する飛行機の解説とかもあったりするみたいです。

別の展望台。こちらからも離発着の様子を眺めることができます。

さいごはお土産屋さんですね。

こういう飛行機グッズがたくさんあるのはいいかんじです。

模型も結構たくさん。航空会社別にいろいろと種類があったりします。

ストラップもあります。

JALのうどんですかいシリーズもうってたりします。実は単品売りだと結構売っている場所がすくないので、1個くらいかってみるのもいいかもしれません。そんな高くないですしね。
無料エリア
続いて無料エリア。こちらはお金払わなくても遊んでいく事ができます。古い飛行機やヘリコプターの展示ですね。中に実際に入れるものもあるので、特に小さいお子さんは喜ぶかと思います。
…が、ずっと外にあるので埃っぽいことだけは要注意してください。あと、空調は一切聞いていないので、特に夏場の機内は温まっていてかなり灼熱地獄です。この点はかなりご注意を。

上から眺めた様子。こんな感じでたくさんの飛行機があります。小型機が中心ですね。

地上から。こんな感じ。

結構迫力あります。見てるだけで楽しい。

一部の飛行機は中に入れたりもします。こんな感じで階段もついてますね。

小型機が中心なのですが、中に入れるとやっぱり面白いですね。

こちらの機体だと中に入るとこんな感じ。こういう小型機ってなかなか入る機会は少ないので、面白いですね。

こちらは日本製の航空機。日本国内ではかなりの数が飛び回っていて、90年代頃までは就航していたのだとか。

時代は感じる作りですが、実際の航空機だったことはあり、結構広々としています。こういうのに実際に入ってみたりできるのは、子供だけじゃなくて大人も結構楽しいですね。ただ夏場いったら本当信じられないぐらい暑かったので、これだけは注意してください。

こちらも成田空港がすぐ隣なので、実際に空を飛行機が飛び交っていたりします。
さいごに

以上、航空科学博物館についてでした。
施設そのものや展示品そのものには古さを感じるのは本音ですね。あとはアクセスの便が悪いにも気になるところです。
ただ展示内容自体は普通に大人でも子供でも楽しめるものだと思うんですよね。実際成田空港に訪れる際に、寄り道できると普通に楽しめると思います。特に小さいお子さんで飛行機が好きなお子さんは多いと思うので、そういった子はかなり喜ぶんじゃないかなーと思います。実際うちの子も、外の飛行機を乗ったり下りたりはしゃいでました。おススメです。