台湾桃園空港の到着エリアにある臺灣銀行(BANK OF TAIWAN)の外貨両替窓口「外幣兌換/Currency exchange」。右手にATMが並び、スーツケースを引いた旅客が窓口に並んでいる。
両替ガイド

桃園空港の両替はどこがおすすめ?

更新 2026.07.11

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台湾・桃園空港での両替は、あまり難しく考えなくて大丈夫です。台湾ドルの用意は大きく2つ。出発まで数日あれば、日本で宅配(外貨両替ドルユーロ)を頼めば、台湾現地とほぼ同じくらい有利なレートで用意できる直前・当日なら、桃園空港の到着ロビーでまとめて換えるのが手軽で、レートは台北市内と同じ・日本の空港のおよそ半分です。どちらでもよいので、自分の日程で選べばOK。避けたいのは日本の空港の店頭で換えることで、倍ほど高くつきます。なお台湾は日本発行のクレジットカードが使えない店がとても多く現金が主役なので、現金は多めに用意しておきましょう——これはどちらを選んでも同じです。到着してからの動きを、実際のレート(2026年4月19日時点)で順に整理します。

日数があれば宅配、直前なら現地で

台湾ドルは、出発まで数日あれば宅配(外貨両替ドルユーロ)で台湾現地とほぼ同じくらい有利なレートを日本で用意でき、直前・当日なら桃園空港が手軽(台北市内と同じで、日本の空港のおよそ半分=約9.1%→約4.7%)。日程で好きなほうを選べばOKです。

「カードがあるから少額でいい」は危険

台湾は日本発行のクレジットカードが使えない店がとても多い国。夜市・コンビニ・食堂はほぼ現金です。カードが通るのは空港・ホテル・大型百貨店くらい、と考えて現金を厚めに用意しておきましょう。

01ARRIVAL

桃園空港での両替ポイントまとめ

桃園空港の両替は、拍子抜けするほど簡単です。入国審査 → 荷物受け取り → 到着ロビーに出れば、台湾銀行や兆豊銀行の両替窓口がすぐ目に入ります。まず押さえておきたい3点から。

到着エリアの兆豊銀行(Mega Bank)の両替窓口(第1ターミナル)。パスポートを見せれば、その場でまとめて両替できる。

到着ロビーで必要額をまとめて換える

到着ロビーには、台湾銀行と兆豊銀行の両替窓口があります。両替にはパスポートの提示が要るので、すぐ出せるようにしておきましょう。ここで換える量は、ケチらず少し多めに。理由はあとのレートの節でくわしく見ますが、桃園空港のレートは台北市内と同じで、市内に出てから追加で換えても得はほとんどありません。むしろ市内の両替のほうが手間なので、旅行で使いそうな現金は空港でまとめてしまうのが台湾では正解です。

臺灣銀行(Bank of Taiwan)の両替窓口。深夜帯はこの台湾銀行が開いていることが多い。
両替コーナーはATMも隣接。到着ロビーを出てすぐの、迷いようがない場所にまとまっている。

24時間営業の両替所は少ない

気をつけたいのが営業時間です。わかりやすい場所の窓口が開いているのは、目安で05:30〜22:00ごろ。この時間に到着ロビーへ出られるなら、まず心配はいりません。一方この時間を外れると、営業している窓口はぐっと限られます。自動両替機が使える場合もありますが、タイミングによっては在庫切れのこともあるので過信は禁物。深夜早朝の便なら、開いている窓口の場所を先に確かめておくと安心です(第1ターミナルは深夜だと台湾銀行だけ、といった具合。具体的な場所と時間は次の節にまとめました)。

台湾はクレジットカードが使えない店が多い(台湾ならではの注意)

台湾でいちばん戸惑うのが、これです。Visa・Mastercard・JCBといった日本発行のクレジットカードが使えない店が、とても多い。台湾の銀行が発行したカードなら通るのですが、そうでないものは弾かれることがよくあります。使えるのは空港・ホテル・大型百貨店くらい、と割り切っておくのが安全です。夜市・屋台・食堂・コンビニ・スーパーは、基本的に現金。かつては LINE Pay という手もありましたが、その LINE Pay が日本から撤退してしまい、日本人が台湾で使うのは難しくなりました。だからこそ、桃園空港で現金を多めに握っておくことをおすすめします。

02TERMINALS

ターミナル別の両替所ガイド

桃園空港のターミナルは第1・第2の2つ。LCC寄り(ZIP AIR・Peach・ジェットスタージャパン・タイガーエア台湾・STARLUX・スクート など)は第1ターミナル、JAL・ANA・チャイナエアライン・エバー航空は第2ターミナルが基本です。ただしコードシェア便などで例外もあるので、実際に搭乗する便の指定ターミナルは予約で必ず確認してください(航空会社ごとの詳しい割り当ては空港ガイド側の役目なので、ここでは両替に必要な範囲だけにとどめます)。

両替は自動両替機がおすすめ

まず知っておきたいのが手数料の話。台湾銀行・兆豊銀行の有人窓口は、1回の両替につき手数料がかかります。台湾銀行の掲示では、外貨から台湾ドルへの両替で1回30台湾ドル(150円ほど)。市街地の同じ銀行では不要な、空港窓口ならではの費用です。

台湾銀行の手数料掲示(2024年3月撮影)。外貨→台湾ドルは1回30台湾ドル。定額なので、まとめて1回で換えるほど1万円あたりの負担は小さくなる(金額は変わることがあるので現行額は現地/公式で確認を)。

これを避けたいなら、自動両替機(外貨両替機)を使う手があります。機械なら窓口手数料がかからないことが多く、待たずに済むのも利点。ただし在庫切れで使えないタイミングもあるので、そのときは素直に窓口へ。とはいえ手数料は「1回いくら」の定額ですから、必要額をまとめて1回で換えてしまえば、そこまで神経質になる必要はありません。台湾銀行も兆豊銀行もレート差は小さいので、空いているほうでさくっと終わらせるのが、時間の面でも賢いやり方です。

兆豊銀行の外貨自動両替機。有人窓口の手数料を避けたいときや、窓口が混んでいるときに。
両替機は日本語表示に対応。画面の案内どおりに進めれば、パスポートを読み取らせて数分で終わる。

ターミナルごとの窓口と営業時間

桃園空港の主な両替窓口と営業時間(目安・要確認)

桃園空港の主な両替窓口と営業時間(目安・要確認)
ターミナル営業時間
第1ターミナル:兆豊銀行(到着ロビー出てすぐ)06:00〜22:00
第1ターミナル:台湾銀行(ロビー右手・深夜帯はここ)05:00〜14:30・19:20〜翌05:00
第2ターミナル:兆豊銀行(到着ロビー右奥・ツーリストサービスセンター向かい)24時間

第1ターミナルは、昼は兆豊銀行、深夜は台湾銀行、と時間帯で開いている窓口が入れ替わります。第2ターミナルの兆豊銀行は24時間営業。営業時間や場所は変わることがあるので、深夜早朝着のときだけは公式サイトや各行の案内で現況を確かめておくと確実です。

第1ターミナルは、到着ロビーを出てすぐの兆豊銀行(06:00〜22:00)を覚えておけば十分。窓口の脇に自動両替機もあります。深夜に着くなら、ロビー右手の台湾銀行。こちらは昼に休む代わりに深夜帯を開けていて、夜中はここしか開いていないことも多いので要注意です。第2ターミナルは、到着ロビー右奥・ツーリストサービスセンター向かいの兆豊銀行が24時間営業。窓口のすぐ近くに自動両替機もあります。どちらのターミナルも、到着ロビーのわかりやすい場所に窓口があるので、場所さえ頭に入れておけば迷いません。

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そもそも桃園空港のレートは良い?悪い?

「空港の両替はレートが悪い」とよく言われますが、台湾に関してはあてはまりません。レートの良し悪しは「どこと比べるか」で答えが変わるので、二段で見ていきます。台湾ドルの手数料を、実際のレート(2026年4月19日時点)で比べました。

① 日本と比べると──桃園が圧倒的に有利

まず、日本の空港で台湾ドルに換えるのは、はっきり損です。台湾銀行(桃園空港)の手数料は1万円あたり約468円(約4.7%)。いっぽう日本の空港の店頭は約910円(約9.1%)で、およそ2倍。台湾に着いてから空港で換えるだけで、1万円あたり約442円も違ってきます。韓国ウォンなどは「現地空港も日本もどっちもどっち」でしたが、台湾ドルは現地の空港が明確に安いので、日本で無理に用意する必要はありません。

② 台北市内と比べると──空港と同じ(だから空港でまとめてOK)

ここが台湾の特徴です。台湾銀行のレートは、桃園空港でも台北市内でも同じ。同じ銀行が全国一律のレートを出しているので、上の表でも数字はひとつになります。つまり空港でまとめて換えても、市内に出てから換えても、レート自体は変わらないということ。仁川空港のように「多額は市内で」とがんばる意味が、台湾にはありません。兆豊銀行(約468円)も台湾郵便局(約488円)もほぼ横並びで、現地はどこで換えても大差ないのが台湾です。

台湾銀行のレート板(赤LED)。同じ銀行なら桃園空港でも台北市内でも同じレートなので、市内でわざわざ換え直す意味は薄い。

さらに付け加えると、日本で宅配(外貨両替ドルユーロ)を段取りすると約345円(約3.4%)と、台湾銀行(約468円)とほぼ同じくらい有利なレートで、日本にいながら用意できます。台湾は着いてすぐ現金が要る国なので、数日前に段取りできるなら宅配、直前・当日なら現地の空港、と日程で選べば大丈夫です。全体像を、台湾銀行を基準にした差額表で並べておきます。

台湾ドル:日本の宅配と現地の台湾銀行、どちらで用意するか(1万円あたり・目安)各店で 1万円 が何通貨になるかで比較。差は「現地通貨 → 市場レート(実勢)で円換算」の順に示します。
  • 台湾ドルTWD
    台湾銀行(桃園空港=台北市内)1万円で受け取れる約1,870台湾ドル1 TWD = 5.36円
    ✓ こちらがおすすめ
    日本で宅配(ドルユーロ)1万円で受け取れる約1,890台湾ドル1 TWD = 5.29円
    日本で宅配(ドルユーロ)のほうが 約24台湾ドル 多く受け取れる= 市場レート換算で 約120円分 お得(1万円あたり)

2026年4月19日時点。台湾ドルは、日本の宅配でも現地の台湾銀行でも、ほぼ同じくらい有利なレートで用意できます。あとは着いてすぐ要るか、事前に手配できるかで選べばOK。レートは日々動くので金額は目安です。

台湾ドルを1万円ぶん換えたときの手数料(台湾銀行を基準にした差・目安)
両替する場所手数料(1万円あたり・目安)台湾銀行との差
台湾銀行(桃園空港・台北市内とも同じ)約468円基準
兆豊銀行(Mega Bank・桃園空港/市内)約468円+約0円
日本で宅配(外貨両替ドルユーロ)約345円−約123円
台湾郵便局(台北駅など)約488円+約20円
成田空港(店頭)約910円+約442円
羽田空港(店頭)約899円+約431円
関西空港(店頭)約915円+約447円
トラベレックス(空港両替)約1,027円+約559円

2026年4月19日時点の各所のレートから算出した、1万円を台湾ドルに換えたときの手数料の目安です。基準は台湾銀行(桃園空港=台北市内とも同じレート)。台湾の銀行はどこもほぼ横並びで、兆豊銀行が10円ほど安い程度。レートは日々動くので、金額はあくまで目安として見てください。

ひとつだけ小さな注意を添えると、前の節で見たとおり空港の有人窓口は1回30台湾ドル(150円ほど)の手数料がかかり、市街地では不要です。ただこれは定額なので、まとめて1回で換えれば1万円あたりの負担はごくわずか。しかも自動両替機なら、この手数料がかからないことが多い。市街地の台湾銀行は平日の昼しか開いていないことを思えば、手数料の小さな差より、空港でまとめて換える手軽さを取るほうが現実的です。

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台湾で現金が必要になる場面は?

台湾は、私の体感では、旅行先のなかで一番現金が要る国です。ホテルや百貨店、空港のような高めの決済ではカードが通りますが、それ以外の日常的なお店では、のきなみ現金でした。

カードが使えるのは空港・ホテル・百貨店くらい

台湾では、逆に「カードが使える場所」を覚えてしまうほうが早いと思います。使えるのは、空港・ホテル・大型百貨店(新光三越・遠東SOGO など)。空港はかなりの店でカードが通りますし、よほど安宿でなければホテルもまず大丈夫。百貨店も問題ありません。逆に言うと、それ以外でカードが切れる場所はかなり珍しいと思っておいたほうが無難です。

夜市・コンビニ・食堂・スーパーは現金

いっぽうで、夜市・屋台・小吃店(ローカル食堂)は基本的に現金のみ。コンビニやスーパーは現金に加えて悠遊カード(後述)が使えますが、日本発行のクレジットカードは通りにくいので、いずれにせよ現金は欠かせません。旅行でいちばん楽しい場面、いちばん立ち寄る場所ほど現金が要る、というのが台湾です。有名店でも現金だけ、ということが珍しくありません。だから両替は少なめに刻むより、最初に多めに。追加両替は市内だと手間なので、桃園空港で旅行ぶんをまとめて用意しておくのが、いちばんストレスの少ないやり方です。

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決済と「悠遊カード」の使いどころ

現金が主役の台湾ですが、小銭がかさばってくるのも事実。そこで持っておきたいのが悠遊カード(EasyCard)です。到着客の目線で、正直なところを整理します。

悠遊カードは「Suica的な交通IC」

悠遊カードは、日本でいうSuica・ICOCA・PASMOのような交通系ICカード。MRT(地下鉄)やバスに乗るのに使い、コンビニや一部の飲食店でも支払えます。台湾を動きまわるならどのみち必要になるので、交通用のチャージに少し上乗せしておくと、細かい決済で小銭が減って楽になります。ただし万能ではないので、良い点と注意点を並べておきます。

良い点

  • コンビニや一部の飲食店・自販機で使え、細かい支払いを小銭なしで済ませられる
  • MRT(地下鉄)やバスなど交通で使える。台湾を動きまわるならどのみち必要になる
  • 駅の券売機やコンビニで現金からチャージでき、入れておけば財布に小銭がたまりにくい

微妙な点

  • 夜市や屋台では基本的に使えない――台湾で現金がいちばん要る場面が、まさにここ
  • チャージは基本、現金のみ。結局まとまった現金は先に用意しておく必要がある
  • あくまで交通系ICの残高で、現金を引き出せるわけではない(両替の代わりにはならない)

要は、悠遊カードは「現金の小銭を減らす道具」であって、現金の代わりにはならないということ。とりわけ夜市では使えないので、そこは現金で。そしてチャージが基本現金のみなので、結局まとまった現金は先に用意しておく必要があります。

到着してからの動線

まとめると、迷ったらこの順番で大丈夫です。桃園空港の到着ロビーで旅行ぶんの現金をまとめて換える → そのうち少しを悠遊カードにチャージ → MRTやコンビニ・一部の飲食は悠遊カードで、夜市や食堂は現金で。カードは空港・ホテル・百貨店の大きめの支払いに、という役割分担にしておけば、台湾で現金切れに慌てることはまずありません。

06CITY

桃園空港以外で追加両替するなら?

「足りなくなったらどうする?」ですが、正直に言うと台北市内での追加両替は、どれも少し不便です。だからこそ空港でまとめておくのをおすすめしているわけですが、いざというときの選択肢を挙げておきます。

  • 市内の台湾銀行・兆豊銀行:空港と同じレートで、しかも窓口手数料もかかりません。ただし営業は平日の昼間だけ。土日や夜は閉まっているので、時間が合えば一番確実、という位置づけです。
  • 台北駅の郵便局:駅の中で両替でき、土曜の午前もやっているなど比較的時間が長めなのが利点。平日も夕方ごろまで開いていて使い勝手は悪くありません。
  • 新光三越・遠東SOGO などの百貨店レートはやや悪いものの、土日も営業していて開いている時間が長いのが強み。「今どうしても足りない」ときの妥協先として現実的です。

日本を出る前にどうしても用意しておきたい、という場合は、宅配(外貨両替ドルユーロ)や日本の空港という手もあります。前の節で見たとおり、宅配でも現地の空港でも、レートはほぼ同じくらい有利。数日前に手配できるなら宅配、直前・当日なら現地、と日程に合うほうを選べば大丈夫です(日本の空港の店頭だけは割高なので避けましょう)。日本側の選択肢の損得は、末尾にリンクした成田・関西の両替記事宅配の記事にまとめています。

07WRAP-UP

さいごに

桃園空港での両替は、こう覚えておけば迷いません。

  • 台湾ドルは日程で選ぶ。数日あれば宅配(外貨両替ドルユーロ)で台湾現地並みのレートを日本で用意でき、直前・当日なら桃園空港が手軽(台北市内と同じ・日本の空港のおよそ半分)。日本の空港の店頭だけは割高なので避けましょう。
  • 台湾はとにかくカードが使えない。通るのは空港・ホテル・百貨店くらいで、夜市・コンビニ・食堂は現金。現金は厚めに持ちましょう。
  • 営業時間と手数料に少しだけ注意。24時間営業は限られ、深夜は台湾銀行など一部だけ。有人窓口は1回30台湾ドルの手数料がかかるので、自動両替機を使うか、まとめて1回で換えるのがコツです。

台湾は、いまどきこれだけカードが使えないのが逆に珍しいくらいの、現金の国。ただ最初に空港でしっかり換えて、悠遊カードもうまく混ぜていけば、なんとでもなります。皆さまの台湾旅行が、気持ちよく始まりますように。