金海国際空港・国際線ターミナルの外観。波型の曲線を描く大屋根とガラス張りの外壁が続き、屋根付きの車寄せ(カーブサイド)の道路、右手にタクシーが並ぶ、くもり空の広々とした前景。
空港ガイド

金海空港(釜山)ガイド

更新 2026.07.11

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金海国際空港(PUS)は、韓国第二の都市・釜山(プサン)の空の玄関口です。旅客ターミナルは国際線ターミナルと国内線ターミナルの2つに分かれ、離れた別々の建物として建っています。この2つのターミナルの間には、釜山金海軽電車(부산김해경전철)の「公港(コンハン)駅」があり、これが空港と釜山市内・金海市を結ぶ交通の要になっています。館内のサインはハングルと英語が中心で、日本語・中国語が添えられた案内も多い空港です。このページは、はじめて使う人でも「金海空港をどう回るか」を1枚で見渡せるように、ターミナルの構成・市内からのアクセス・到着と出発の動線・両替・施設・機体の眺めの要点を、実際の写真とともに整理した案内ハブです。両替のレートやお店の良し悪しといった「どれを選ぶか」の深掘りは扱わず、場所と使い方に絞ってご案内します。

01TERMINALS

概要とターミナル構成

金海空港は国際線ターミナルと国内線ターミナルで建物が分かれています。最初の一歩は、自分の便が国際線か国内線か——つまりどちらのターミナルを使うのかを確かめること。2つのターミナルは別々の建物なので、取り違えると移動に時間がかかります。日本から着く国際便は国際線ターミナル、そこから国内線(ソウル/金浦・済州など)に乗り継ぐなら国内線ターミナルへ、という関係だけ最初に押さえておくと安心です(就航路線・発着ターミナルは変わることがあるので、搭乗前に必ずご確認ください)。

国内線ターミナル(DOMESTIC)の車寄せ。国際線とは別棟で、車寄せ・駐車場の案内も別。

国際線ターミナルINTERNATIONAL

日本を含む国際線が発着する、波型の曲線屋根が特徴の比較的新しく大きなターミナル。チェックイン・出国審査・入国審査・免税店などが集まり、海外から着いたらまずここが起点になります。外壁には『김해국제공항(金海国際空港)』の表示があります。

金海国際空港・国際線ターミナルの外観。波型の大屋根が横に長く続き、ガラス張りの外壁、屋根付きの車寄せの柱に青い壁面、左手に大きく『김해국제공항』の文字。

国際線ターミナルの外観INT'L FACADE

屋根付きのカーブサイド(車寄せ)から入るのが基本。タクシー・送迎車の乗降もここからです。館内はハングル・英語・日本語・中国語の多言語サインで、方向をたどりやすい造りです。

金海空港・国内線ターミナル前の広い車寄せ全景。左手の縁石沿いに白いタクシーが列をなして並び、奥に『국내선 DOMESTIC』の建物、右手に高架の連絡路。

国内線ターミナルDOMESTIC

ソウル/金浦・済州などの国内路線が発着するターミナル。国際線とは別棟で、車寄せにはタクシー乗り場が並びます。国際↔国内の乗り継ぎでは、この2棟の間の移動時間を見込んでおくと安心です。

※就航航空会社や発着ターミナルの割り当ては変わることがあります(当ページの確認は2026年7月時点)。搭乗前に、利用する航空会社・韓国空港公社(金海空港)の公式サイトで最新の発着ターミナルをご確認ください。

02ACCESS

空港へのアクセス(金海軽電車・バス・タクシー)

釜山市内・金海市と金海空港を結ぶ主な足は、釜山金海軽電車(LRT)・リムジンバス/市内バス・タクシー/配車アプリです。いちばんの特徴は、2つのターミナルの間に軽電車の「公港駅」があること。鉄道が空港のすぐそばまで来ているので、渋滞を避けて市内へ向かいたいときに使いやすい足になります。

ターミナルのそばにある軽電車『公港駅』の入口。ここから釜山市内・金海方面の電車に乗れる。

軽電車(부산김해경전철)は、空港と釜山市内・金海市を結ぶ路線です。空港の案内では、「沙上(ササン)駅」で釜山都市鉄道2号線に、「大渚(テジョ)駅」で3号線に乗り換えられます。西面(ソミョン)や南浦洞(ナンポドン)といった市内中心部へは、これらの乗り換えで向かうのが基本です。所要時間・運賃・始発終電は乗る区間や乗換で変わるので、正確な情報は軽電車・釜山都市鉄道の公式や乗換案内でご確認ください。運賃は交通系ICカードなどで支払えます(対応する決済方法は現地でご確認を)。

公港駅のホーム。ホームドア付きで、路線図と次駅の案内をたどれば迷いにくい。

このほか、市内やホテルへはリムジンバス・市内バスが出ており、乗り換えなしで座って行けるのが持ち味です。荷物が多いときや深夜早朝はタクシー配車アプリ(カカオタクシーなど)も選べます。タクシーは深夜や長距離で追加料金がかかることがあります。バスやタクシーの正確な料金・乗り場・時刻は変わることがあるので、現地の案内表示や各サービスのアプリ、公式サイトで確かめるのが確実です。

ターミナル前の車寄せ。道路を挟んだ先に軽電車の駅(경전철)が見える。バス・タクシーもこの前後から。

03ARRIVAL

到着の動線(入国→手荷物→到着ロビー)

海外から着いたら、流れは入国審査 → 手荷物受取 → 税関 → 到着ロビーの順です。飛行機を降りたら案内サインに従って入国審査(Immigration)へ進み、審査を抜けたらターンテーブルで預けた荷物を受け取り、税関を通って到着ロビーに出ます。国際線ターミナルは、案内サインで「1F 国際線到着」「2F 国際線出発」のようにフロアが示されています。

国際線ターミナルのコンコース。到着は1F、出発は2Fと、フロアで分かれている。

到着ロビーには、交通機関への案内、外貨両替、通信(SIM/eSIM)カウンター、総合案内などが並びます。市内へ向かう交通(軽電車・バス・タクシー)の案内サインもここに集まっているので、まず案内板で自分の行き先方面を確かめると動きやすいです。

到着階の交通連絡エリア。軽電車・シャトルバス・バスなど、市内への足の案内が集まる。

到着後すぐやること

到着してすぐの手続きは、人によって優先順位が違います。ここではやることの一覧だけを示します(各テーマの詳しい比較は扱いません)。

  • 通信:SIM/eSIM や Wi-Fi を用意する(到着階に通信カウンターがあります)。
  • 交通・決済:韓国はほぼカード社会ですが、地下鉄やバス・軽電車は交通系ICカードがあると便利。駅やコンビニで入手できます。
  • 両替:空港でまとまった額を替えず、当座に必要な少額だけにとどめる考え方もあります(詳しくは「両替・ATM」の節へ)。
  • 市内へ:軽電車(公港駅)→地下鉄乗り換え、リムジンバス、タクシー・配車アプリで移動。乗り場は到着階の案内に従います。

04DEPARTURE

出発の動線(チェックイン→保安→出国→搭乗)

出発の流れは、国際線ならチェックイン → 保安検査 → 出国審査 → 搭乗の順です。まず出発フロアで搭乗手続きと荷物預けを済ませ、保安検査と出国審査を抜けると、制限エリアの免税店・飲食エリアに出ます。国際線出発ホールは曲面トラスの大屋根が広がる開放的な空間で、チェックインカウンターはゾーン(A・B…)とアルファベット+番号(A15・B1 など)で分かれています。

国際線の出発ホール。曲面トラスの大屋根の下、ゾーン表示でチェックインカウンターを探す。

館内はゾーン表示の吊りサインと大型のフロア案内が要所にあり、案内表示に沿って進めば迷いにくい造りです。対応する便ならセルフチェックイン機(自動チェックイン機)で手続きを早められます。

セルフチェックイン機(2022年秋)。季節の装飾ツリーが置かれていた。対応便なら自分で手続きできる。

制限エリアや上階には飲食エリアもあります。出発ホールの上階には「SKY 31 FOOD AVENUE」や韓食堂(韓国料理レストラン)の表示が見られました(出店は入れ替わるので、現在の顔ぶれは公式でご確認を)。保安検査や出国審査の混み具合は時間帯で変わるので、はじめての利用やLCCのときは、早めに出発フロアへ着いておくと落ち着けます。

Bカウンター島。上階には韓食堂の表示も。ゾーン(A・B…)で自分のカウンターを探す。

05MONEY

両替・ATM

到着・出発の各エリアには、銀行系の両替カウンターと海外カード対応のATM(Global ATM)があります。到着してすぐ現金(韓国ウォン=KRW)を用意できるのが空港両替の利点です。BNK釜山銀行(Busan Bank)や新韓銀行(Shinhan Bank)の両替所が営業していました(窓口の顔ぶれは入れ替わります)。

BNK釜山銀行の両替所。掲示は『年中無休 06:00〜21:00』。窓口とATMが並ぶ。

レートの良し悪しや順位づけには踏み込みません——「空港では当座に必要な少額にとどめ、まとまった額をどこで替えるかは両替の専門的な話になる」という考え方だけ添えておきます。営業時間は店舗によって異なり、深夜早朝はシャッターが下りて開いている窓口が限られることもあります(開店時刻を掲示して閉じたブースも見かけました)。

新韓銀行の両替所とGlobal ATM。有人窓口のほか、対応通貨のATMもある。

なお、軽電車の公港駅には、24時間の無人両替機を備えた両替店もありました。電車で早朝・深夜に発着する人が、駅で当座の両替を済ませられる配置です(店舗・営業形態は変わります)。

軽電車・公港駅の両替店。24時間の無人両替機を備え、SIMも扱っていた。

06FACILITIES

施設・サービス

待ち時間や、いざというときに助かる施設もそろっています。場所や有無は改装で変わることがあるので、必要なものは事前に公式のフロアマップで確認しておくと確実です。

到着階のサービスカウンター。通信(SIM/eSIM)・総合案内・観光案内などが一列に並ぶ。

到着してすぐ使えるのが通信(SIM/eSIM・Wi-Fi)カウンターです。KT・LG U+・SK telecom といった通信各社のブースが並び、ネット環境をここで整えられました。ほかにも総合案内(INFORMATION)観光案内・医療観光の案内センター、両替・ATM、駐車の無人精算機などが見られました(配置は改装で変わることがあります)。

通信・案内カウンターSIM & INFO

到着階にはSIM/eSIM の通信カウンターや総合案内・観光案内が並びます。到着してすぐネット環境を整えられるのが便利です。窓口の顔ぶれや場所は変わることがあるので、必要な方は現地の案内で確かめてください。

そのほかの設備OTHER FACILITIES

シャワーや仮眠のできる設備、授乳室・ベビー設備、ロッカーなどの具体的な場所は、ターミナル・フロアによって異なります。必要な方は事前に公式サイトで位置をご確認ください。

07HIGHLIGHTS

見どころ・機体・展望

金海空港は、韓国のLCC(格安航空)の機体を間近に眺められる場面がある空港です。ここでは代表を3つ紹介します。どう楽しむかといった体験の深掘りまでは踏み込まず、「何があるか・どこにあるか」に絞って案内します。

到着エリアの『Welcome to BUSAN』記念撮影ボード。釜山の名所とマスコットで、旅の始まりの一枚に。

『Welcome to BUSAN』の記念ボードPHOTO SPOT

到着エリアには、釜山の名所(広安大橋や海雲台など)とマスコットをあしらった記念撮影ボードがあります。韓国空港公社(KAC)による設置で、旅の到着記念やSNS用の一枚を撮る人が立ち寄るスポットです(掲示は入れ替わることがあります)。

金海空港のエプロン全景。オレンジ塗装のジェジュ航空(JEJUair)のボーイング機、奥にエアプサン(AIR BUSAN.com)のエアバス機、右奥に『INT'L CARGO TERMINAL(国際貨物ターミナル)』の建物と管制塔、地上係員が歩き、遠くに山並み。

駐機場(エプロン)の眺めAPRON VIEW

搭乗口や待合の窓、タラップからは駐機場に並ぶ機体を眺められます。エアプサン・ジェジュ航空・ティーウェイ航空など、韓国のLCCの機体が行き交っていました。背後に山並みが迫る立地も金海ならではの眺めです。

金海空港のエプロンに駐機するティーウェイ航空(t'way)のボーイング機を間近で。緑と赤のロゴが入った白い胴体と客室窓、大きなジェットエンジン、濡れた駐機場、オレンジのコーン、遠くに山と地上係員。

タラップ搭乗と機体(LCC)AIRCRAFT

LCCの便では、ボーディングブリッジではなくタラップ(階段)で機体まで歩いて搭乗することがあります。エンジンや尾翼を間近で見られる場面があり、飛行機好きには印象に残ります(歩く際は係員の誘導に従って安全に)。

08FAQ

よくある質問

国際線と国内線、ターミナルはどう違う?間違えたら?
金海空港は国際線ターミナルと国内線ターミナルが別々の建物です。海外便は国際線、ソウル/金浦・済州などの国内便は国内線から発着します。取り違えると建物間の移動が必要になるので、便の時刻に余裕を持って動いてください(発着ターミナルは変わることがあるので予約時に確認を)。
空港から釜山市内へはどう行く?
釜山金海軽電車(公港駅)が2つのターミナルの間にあり、沙上(ササン)駅で地下鉄2号線、大渚(テジョ)駅で3号線に乗り換えられます。乗り換えなしで座りたいならリムジンバス・市内バス、深夜早朝や荷物が多いならタクシー・配車アプリ(カカオタクシー)も。所要・運賃は公式や乗換案内でご確認を。
両替はどこですればいい?
到着・出発エリアに両替カウンター(BNK釜山銀行・新韓銀行など)とATMがあり、当座に必要な少額ならここで十分です。軽電車の公港駅には24時間の無人両替機もありました。まとまった額をどこで替えるかは両替の専門領域です。
乗り継ぎ時間はどのくらい見ておけばいい?
国際↔国内の乗り継ぎはターミナルが別棟なので、建物間の移動時間を見込んでおくと安心です。保安検査・出入国の混み具合は時間帯で変わります。正確な最低乗り継ぎ時間は航空会社・公式の案内でご確認ください。

09RELATED

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