ダナン国際空港の国際線ターミナルの吹き抜けコンコース。放射状に枝分かれする白い支柱と上階の連絡ブリッジ、足元に噴水、アオザイ姿の女性と手荷物カートが並ぶ夜の広い空間。
空港ガイド

ダナン空港ガイド

更新 2026.07.11

当サイトは一部に記事の関連広告を表示します

ダナン国際空港(DAD)は、ビーチリゾートや古都ホイアン・フエへの起点として知られる、ベトナム中部の空の玄関口です。旅客ターミナルは国内線ターミナル(T1)と国際線ターミナル(T2)の2つに分かれ、これは離れた別々の建物として建っています。日本からの便が発着するのは国際線ターミナル(T2)。特徴的なのは、空港が市中心部からわずか約3km・車で10〜15分という近さで、ベトナムでも指折りの「街に近い空港」であることです。このページは、はじめて使う人でも「ダナンをどう回るか」を1枚で見渡せるように、ターミナルの構成・市内からのアクセス・到着と出発の動線・両替・免税・施設・機体の要点を、実際の写真とともに整理した案内ハブです。両替のレート判断や個別ホテルの良し悪しといった「どれを選ぶか」の深掘りは扱わず、場所と使い方に絞ってご案内します。

01TERMINALS

概要とターミナル構成

ダナン国際空港は、運営をベトナム空港公社(ACV)が担う空港で、旅客ターミナルは国内線ターミナル(T1)と国際線ターミナル(T2)の2つに分かれています。最初の一歩は、自分の便がどちらのターミナルから出る(着く)のかを確かめること。2つのターミナルは館内でつながっておらず、一度外に出て歩いて行き来する造りで、建物・入口・チェックインカウンターがそれぞれ別の場所になります。

国際線ターミナル(T2)の出発ホール。うねる鉄骨屋根が目印。床の表示は運営のAHT。

ターミナルの割り当ては、大きく次のように考えると分かりやすいです。ただし就航する航空会社や便の割り当ては入れ替わることがあるので、実際の発着ターミナルは予約時に必ず確認してください。

国際線ターミナル(T2)TERMINAL 2

比較的新しい大きな国際線ターミナルで、運営は「Da Nang International Terminal(AHT)」(写真の床サインで確認)。日本を含む海外路線の便はこちらから発着し、アジア各地の航空会社が就航します。到着後の入国審査・手荷物受取・両替・SIM・免税店もこちら側にそろっています。

国内線ターミナル(T1)TERMINAL 1

ベトナム航空を中心とした国内線の発着ターミナルで、VietJet Air・Bamboo Airways などの便も利用します(就航する顔ぶれは入れ替わります)。ハノイ・ホーチミン・ニャチャンなど国内各地を結ぶ便が多く、館内の運営表示は ACV です。

ターミナル間の移動T1 ⇄ T2

2つのターミナルは隣り合って建っており、一度外に出れば歩いて移動できる距離です(数分程度)。国際線で着いてから国内線に乗り継ぐ場合などは、いったんターミナルを出て隣の建物へ向かう流れになります。時間には余裕を見ておくと安心です。

※就航航空会社や発着ターミナルの割り当ては変わることがあります(当ページの確認は2026年7月時点)。搭乗前に、公式サイトで最新の発着ターミナルを必ずご確認ください。

02ACCESS

空港へのアクセス(タクシー・配車・バス)

ダナン空港は市中心部(ハン川・ドラゴンブリッジ周辺)から約3km・車で10〜15分と非常に近く、市内やビーチのホテルまで短時間で移動できます。空港に乗り入れる鉄道はなく、市内との行き来はタクシー・配車アプリ・路線バス・ホテルの送迎が中心です。

国際線到着口の前。案内サインが示すタクシー乗り場や、隣の国内線ターミナルへの動線をたどる。

移動手段は、大きく次のように選べます。タクシーはターミナル前の乗り場から乗車できますが、メーターを使うか、乗車前に料金を確認するのが安心です。配車アプリ(Grab など)はベトナムで広く使われ、料金がアプリ上で先に分かるのが利点。路線バスもありますが本数や使い勝手は限られるため、多くの旅行者はタクシーか配車を使います。ホテルによっては送迎サービスを用意しているところもあります。正確な料金・乗り場・時刻は変わることがあるので、メーターやアプリの表示、現地の案内でその都度確かめてください。なお、ベトナムの空港はタクシーの客引きが多いことがあり、正規の乗り場や配車アプリを使うと落ち着いて乗れます。

03ARRIVAL

到着の動線(入国→手荷物→到着ロビー)

到着は入国審査 → 手荷物受取 → 到着ロビーの順です。飛行機を降りたら案内サインに従って入国審査(Immigration)へ進み、審査を抜けたらターンテーブルで預けた荷物を受け取り、税関を通って到着ロビーに出ます。海外からの便はこの一連を国際線ターミナル(T2)で行います。

国際線ターミナルの手荷物受取所。「WELCOME TO DA NANG」の看板と波形のベルトが目印。

到着ロビーには、タクシー・ツアーの案内カウンター、両替所、通信(SIM)カウンター、案内所、観光案内センターなどが並びます。館内サインはベトナム語・英語の併記で、「Arrivals」「Taxi」「Domestic Terminal」などの表示をたどれば迷いにくい造りです。

到着ホールの多言語サイン。トイレ・遺失物・観光案内の方向を矢印でたどれる。

到着後すぐやること

到着してすぐの手続きは、人によって優先順位が違います。ここではやることの一覧だけを示します(各テーマの詳しい比較は扱いません)。

  • 通信:SIM/eSIM を用意する(到着ロビーに通信カウンターがあります)。
  • 交通・決済:市内への移動や支払いは配車アプリ(Grab など)が便利。現金も使う場面が多いので、当座の少額は用意しておくと安心です。
  • 両替:空港でまとまった額を替えず、当座に必要な少額だけにとどめる考え方もあります(詳しくは「両替・ATM」の節へ)。
  • 市内へ:タクシーまたは配車アプリ、ホテル送迎で移動。乗り場は到着ロビーの案内に従います。

04DEPARTURE

出発の動線(チェックイン→保安→出国→搭乗)

出発の流れは、チェックイン → 保安検査 →(国際線は出国審査)→ 搭乗の順です。まず出発フロアで搭乗手続きと荷物預けを済ませ、保安検査(国際線はさらに出国審査)を抜けると、制限エリアの待合・売店エリアに出ます。

国内線ターミナル(T1)のチェックインエリア。サインが保安検査・出発待合への動線を示す。

館内はベトナム語・英語の吊りサインとフロア案内が要所にあり、カウンター番号やゲート番号を目印に進めば迷いにくい造りです。混み合う時間帯もあるので、チェックイン締切に余裕を持って出発フロアへ向かうと落ち着けます。

出発便案内板。便名・行先・ゲートを確認して進む。

覚えておきたいのは、搭乗橋(ボーディングブリッジ)ではなく、駐機場(エプロン)に停めた機体まで連絡バスで移動して搭乗する便があることです。ゲートからバスに乗り、機体のタラップから乗り込む形になります。

沖止めの機体へはランプバスで移動して搭乗することも。案内表示に従って向かう。

05MONEY

両替・ATM

ターミナル内やターミナル前には、複数の銀行系の両替カウンターと海外カード対応のATMがあります。到着してすぐ現地通貨(ベトナムドン)を用意できるのが空港両替の利点です。写真を撮った時点ではVietinBank・Agribank・BIDV・Vietcombank・Eximbank などの窓口が並んでいました(窓口の顔ぶれは入れ替わります)。

ターミナルの両替カウンター(写真はVietinBankなど)。複数行の窓口が一列に並ぶ。

空港のレートには手数料が上乗せされ、店や時期で条件が変わります。「No Fee/No Commission」や「Best Rate」をうたう窓口もありますが、当ページでは、どこがお得かといったレートの良し悪しや順位づけは行いません——「空港では当座に必要な少額を替え、多めに替えるなら市内の両替商(金行など)と比べる」という一般的な考え方だけ添えておきます。ベトナムは現金を使う場面が多い一方、配車アプリや店によってはカード決済も使えます。営業時間は店舗によって異なり、24時間表示の窓口も見られましたが、深夜早朝は開いている窓口が限られることもあります。

国際線ターミナル前にも両替・銀行の店舗が並ぶ(多言語表記)。

06SHOPPING

免税店・ショッピング

出国後の制限エリアには免税店があり、一般エリアや待合には土産店や軽食・カフェが並びます。ここでは代表的なところを3つだけ紹介します。買い回りの詳しい楽しみ方までは踏み込まず、「どんな店があるか」の見取り図として使ってください(出店は入れ替わるので、現在の顔ぶれは公式サイトでご確認を)。

国際線ターミナル(T2)の免税店(写真はLOTTE DUTY FREE)。酒・たばこ・化粧品などがそろう。

免税店(酒・たばこ・化粧品)DUTY FREE

国際線ターミナルの制限エリアには免税店があり、酒・たばこ・化粧品・サングラスなどを免税価格で買えます。出国後の搭乗前に立ち寄りやすい区画です(店舗・ブランドは入れ替わります)。

ダナン国際空港・国内線ターミナルの出発待合コンコース。銀色のベンチ列に旅客が座り、両側に「GIFTS & SOUVENIRS」「LUCKY SOUVENIR SHOP」「FASHION SHOP」の土産店、「HIGHLANDS COFFEE」「Heineken Bar」「PHỞ」の飲食店が並ぶ。

待合の土産店・軽食SOUVENIRS & CAFE

国内線ターミナルの待合には、土産店(GIFTS & SOUVENIRS など)と、コーヒー店(Highlands Coffee など)やフォーの店、バーが並びます。搭乗前の買い足しや軽い食事にちょうどよい区画です。

ベトナムらしい土産LOCAL SOUVENIRS

空港内の土産店では、ベトナムコーヒーやお菓子、雑貨などが手に入ります。まとめ買いは市内の市場や専門店と比べる手もありますが、帰りがけにさっと買えるのが空港の利点です。

07FACILITIES

施設・サービス

待ち時間や、いざというときに助かる施設もそろっています。場所や有無は改装で変わることがあるので、必要なものは事前に公式のフロアマップで確認しておくと確実です。

到着ロビーのサービスカウンター。案内・ツアー・タクシー・SIMの窓口が一角に集まる。

到着してすぐ使えるのが通信(SIM)カウンター。市内観光やホイアン方面で欠かせないネット環境を、ここで整えられます。ほかにも、ツアーやタクシーの予約カウンター、総合案内所、観光案内センター、遺失物取扱(Lost & Found)などが到着ロビー周辺にあります。

ダナン国際空港到着ロビーのプリペイドSIMカード販売カウンター群。「Prepaid SIM CARD 4G LTE」の表示と Vinaphone・Mobifone・Viettel のロゴ、黄色いアオザイの店員が対応する。

SIM・通信SIM & DATA

到着ロビーにプリペイドSIM(Vinaphone・Mobifone・Viettel など)の販売カウンターが並びます。到着してすぐネット回線を用意でき、地図や配車アプリを使い始められます。

ダナン国際空港の遺失物取扱(Lost & Found)カウンター。「HÀNH LÝ THẤT LẠC/LOST & FOUND」の黄色い表示と木ルーバーの受付、地上業務会社VIAGSの表示、脇に手荷物カートとベンチ。

遺失物・案内LOST & FOUND

遺失物取扱(Lost & Found)や総合案内のカウンターもあります。忘れ物や困りごとのときの相談先。位置はフロアや時期で変わることがあるので、案内表示で確認を。

なお、有料ラウンジやシャワー、授乳室・ベビー設備などの具体的な場所は、ターミナル・フロアによって異なります。必要な方は事前に公式サイトで位置をご確認ください

08HIGHLIGHTS

見どころ・機体

ダナンは「空港の中で過ごす時間」も、旅の始まり・終わりの気分を高めてくれます。ここでは代表を3つ紹介します。どう楽しむかといった体験の深掘りまでは踏み込まず、「何があるか・どこにあるか」に絞って案内します。

沖止めスポットでは、機体を間近に見ながらタラップから搭乗する。旅の実感がわく一場面。

国際線ターミナルの吹き抜けアトリウムATRIUM

国際線ターミナルの中央には、放射状に枝分かれする白い支柱と、足元の噴水をあしらった開放的な吹き抜けコンコースがあります。上階の連絡ブリッジも見える立体的な空間で、待ち時間に見上げて楽しめるダナンらしいスポットです。

駐機場(エプロン)・機体の眺めAPRON VIEW

沖止めのスポットでは、タラップから機体を間近に見ながら搭乗できます。ベトナムの航空会社の機体を近くで眺められるのも、リゾート路線らしい光景です。

ダナン国際空港ターミナル内のクリスマス装飾。管制塔や飛行機、雪だるま、サンタ、白熊をかたどったパネルと「Merry Christmas and Happy New Year」の飾り、ACVのロゴ。奥に飲食店やショップ、FIDSが並ぶ。

季節の装飾SEASONAL DECOR

年末年始などの時期には、管制塔や飛行機をあしらった季節の装飾が館内に置かれることがあります。写真映えするので、通りがかりに立ち止まる人も多いスポットです(装飾は時期で入れ替わります)。

09FAQ

よくある質問

日本からの便はどちらのターミナル?
国際線ターミナル(T2)です。入国審査・手荷物受取・両替・SIM・免税店もこちら側にそろっています。国内線に乗り継ぐ場合は、いったん外に出て隣の国内線ターミナル(T1)へ歩いて移動します。
空港から市内へはどう行く?
市中心部まで約3km・車で10〜15分と近く、タクシー・配車アプリ(Grab など)・ホテル送迎が中心です。空港に乗り入れる鉄道はありません。料金はメーターやアプリの表示で確認し、正規の乗り場や配車アプリを使うと安心です。
両替はどこですればいい?
ターミナル内やターミナル前に複数の銀行の両替カウンターとATMがあり、当座に必要な少額ならここで十分です。まとまった額は市内の両替商(金行など)と比べる、という考え方もあります。当ページではレートの順位づけは行いません。
前泊・深夜着に使える空港近くのホテルは?
ダナンは市中心部やビーチが空港からごく近いため、市内・海沿いのホテルが実質的な受け皿になります。空港直結のホテルを前提にしなくても移動の負担が小さいのが、この空港の利点です(個別のホテル選びは本ページでは扱いません)。

10RELATED

ほかの空港の使い方も、同じ「案内ハブ」のかたちで整理しています。