ドンムアン空港のコンコース。「Information Don Muang International Airport」の案内サインと両替(EXCHANGE)ブース、中央のフライト案内板、右手にスターバックスのカウンターが並び、御影石の床を旅客が行き交う。
空港ガイド

ドンムアン空港ガイド

更新 2026.07.11

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バンコク・ドンムアン国際空港(DMK)は、スワンナプーム空港(BKK)と並ぶバンコクの2つ目の玄関口です。エアアジアやノックエア、タイ・ライオンエアといった格安航空会社(LCC)の一大拠点で、公式には「LCC旅客数で世界最多」とされたこともある、世界でも有数のLCCハブ。ターミナルは国際線のターミナル1(T1)と国内線のターミナル2(T2)の2つに分かれています。1914年から使われてきた世界最古級の空港でもあり、こぢんまりして分かりやすい一方、便によって使う建物が変わるのが最初のつまずきどころ。このページは、はじめて使う人でも「ドンムアンをどう回るか」を1枚で見渡せるように、ターミナルの構成・市内からのアクセス・到着と出発の動線・両替・買い物・飲食・施設・見どころの要点を、実際の写真とともに整理した案内ハブです。両替のレート判断やお店・ホテルの良し悪しといった「どれを選ぶか」の深掘りは扱わず、場所と使い方に絞ってご案内します。

01TERMINALS

概要とターミナル構成

ドンムアンはターミナル1(T1)とターミナル2(T2)の2つで役割が分かれています。おおまかにT1が国際線、T2が国内線という切り分けで、これは空港公式でも明記されている構成です。最初の一歩は、自分の便がどちらのターミナルから出る(着く)のかを確かめること。同じ「ドンムアン空港」でも、ターミナルが違えば入口もチェックインカウンターも別の場所になります。

国際線はターミナル1(T1)。壁の大きなサインが目印。国内線はターミナル2(T2)に分かれる。

館内のフライト案内板には、便ごとに「TERMINAL 1」「TERMINAL 2」の表示が出ます。下の写真のように、エアアジア・ノックエア・タイ・ライオンエアといったLCCの便が、クアラルンプールや台北・福岡などの国際線から、チェンマイ・ハジャイ・ウドンタニといった国内線まで、ずらりと並ぶのがドンムアンらしい光景です。

出発案内板。便ごとにTERMINAL 1/2の別が示される。国際線と国内線、LCCの便が一枚に並ぶ。

ターミナル1(T1)TERMINAL 1 · INTERNATIONAL

国際線のターミナル。クアラルンプールや台北、日本各地などへの便が発着します。チェックインは上階、到着は下の階という上下の動線で、両替所や飲食・売店もこの建物に集まっています。

ターミナル2(T2)TERMINAL 2 · DOMESTIC

国内線のターミナル。チェンマイやプーケット、ハジャイなどタイ国内各地への便が発着します。エアアジアやノックエア、タイ・ライオンエアといったLCCが多く使います。

ターミナル間の移動T1 ⇄ T2

T1とT2は屋根付きの連絡通路でつながり、無料のシャトルバスも走っています(空港は24時間運用)。国際線から国内線への乗り継ぎなど、建物をまたぐときはこの通路とシャトルを使います。

※就航航空会社や発着ターミナルの割り当ては変わることがあります(当ページの確認は2026年7月時点)。搭乗前に、公式サイトで最新の発着ターミナルを必ずご確認ください。

02ACCESS

空港へのアクセス(鉄道・バス・タクシー)

バンコク市内とドンムアンを結ぶ主な足は、鉄道(レッドライン)エアポートバスタクシー/配車アプリです。空港の連絡通路をたどると、ドンムアン駅(鉄道)や隣接するホテルへ直接歩いて行けるようになっていて、案内サインが要所に出ています。

連絡通路の入口。鉄道駅・バス乗り場・タクシーへの方向が案内される。隣のホテルへは連絡橋(The Bridge)でつながる。

鉄道は空港に接続するレッドライン(近郊鉄道)で、連絡通路の先のドンムアン駅から市内側へ向かえます。バスは、公式の案内ではエアポートバスA1〜A4が出ていて、A1はBTSチャトゥチャック駅・モーチット、A2は戦勝記念塔(Victory Monument)方面など、市内の主要な乗り換え拠点をつないでいます(乗り場は1階。国際線ターミナルの6番ドア、T2の12番ドア)。運賃は公式でA1・A2が30バーツ、A3・A4が50バーツとされていますが(確認は2026年7月時点)、時刻や運賃は変わることがあるので、最新は公式でご確認ください。

シャトルバスの案内カウンター。頭上のサインはアマリホテルとドンムアン駅の方向を示す。

荷物が多いときや深夜早朝は、タクシー配車アプリ(Grabなど)も選べます。空港前でメータータクシーに乗れますが、公式によるとメーター料金に空港使用分として50バーツが加算され、高速道路の通行料は乗客負担です。なお、もう一つのバンコクの空港であるスワンナプーム空港(BKK)との間には、乗り継ぎ客向けの無料シャトルバスもあります(両空港で航空券・搭乗券などの提示が必要。国際線ターミナル1階の6番ゲート発)。どの手段も、正確な料金・乗り場・時刻は変わることがあるので、現地の案内表示や各サービスのアプリで確かめるのが確実です。

夜のターミナル前の車寄せ。タクシーや送迎の乗降はこのカーブサイドで。

03ARRIVAL

到着の動線(入国→手荷物→到着ロビー)

到着は入国審査 → 手荷物受取 → 到着ロビーの順です。飛行機を降りたら案内サインに従って入国審査(Immigration)へ進み、審査を抜けたらターンテーブルで預けた荷物を受け取り、税関を通って到着ロビーに出ます。国際線の到着通路には「WELCOME TO THAILAND」の大きな壁面や、到着ビザ(Visa on Arrival)の案内も出ています。

国際線の到着通路。「WELCOME TO THAILAND」の壁と到着ビザの案内が出迎える。
国際線の手荷物受取所。案内板で自分の便のターンテーブル番号を確かめて向かう。

到着ロビーには、両替所、タクシーサービスの案内、通信(ツーリストSIM)のカウンター、ATM、大型の到着便案内板などが並びます。出口を出る前に、両替や通信、市内への足の段取りをおおよそ片づけられる造りです。

国際線の到着ロビー。両替やタクシーサービスの案内が出口手前に並ぶ。

到着後すぐやること

到着してすぐの手続きは、人によって優先順位が違います。ここではやることの一覧だけを示します(各テーマの詳しい比較は扱いません)。タイは現金を使う場面がまだ多いので、最初の段取りが少し大切です。

  • 両替:到着ロビーの両替所で当座に必要な現金(バーツ)を用意する(レートの比較・結論は扱いません。「両替・ATM」の節へ)。
  • 通信:到着エリアの通信カウンターでSIM/eSIMを用意する。
  • 市内へ:連絡通路の先のドンムアン駅(鉄道)、またはエアポートバス・タクシー/配車アプリで移動。乗り場は到着階の案内に従います。
  • 現金・決済:屋台や小さな店では現金が要ることも多いので、当面の現金は少し厚めに。

04DEPARTURE

出発の動線(チェックイン→保安→出国→搭乗)

出発の流れは、チェックイン → 保安検査 → 出国審査 → 搭乗の順です。まず出発フロアで搭乗手続きと荷物預けを済ませ、保安検査と出国審査を抜けると、制限エリアの免税店・飲食エリアに出ます。

エアアジアのチェックインカウンター。LCCの拠点らしく、朝夕は搭乗手続きの列が伸びやすい。

館内はカウンター番号(島番号)の案内が要所にあり、自分の航空会社のカウンターを探して並びます。ドンムアンにはセルフチェックイン機(Fast & Easy などの自動手続き)も置かれていて、対応する便なら手続きを自分で進められます。免税品を買う予定の旅行者向けに、出発エリアにはVAT Refund(付加価値税の払い戻し)の案内カウンターもあります。

出発階のチェックイン。セルフ機やVAT Refund(免税払い戻し)の案内も出ている。

保安検査と出国審査の混み具合は時間帯で大きく変わります。とくに早朝やLCCの便が集中する時間は列が伸びやすいので、はじめての利用のときは早めに出発フロアへ着いておくと落ち着けます。制限エリアに入ると、搭乗口(ゲート)沿いに免税店(TAX FREE)や待合が並びます。

搭乗口(ゲート)の待合。カーペット床に椅子が並び、免税店(TAX FREE)も近い。

05MONEY

両替・ATM

到着ロビーや各エリアには、銀行の両替窓口と海外カード対応のATMが並びます。到着してすぐ現金(バーツ)を用意できるのが空港両替の利点です。以下の窓口名は2022年時点で見られた一例で、窓口の顔ぶれは入れ替わります(最新は現地の表示・公式でご確認を)。

到着エリアの両替所。カシコン銀行やSCB、バンコク銀行などの窓口が横一列に並ぶ。

カシコン銀行(KASIKORNTHAI)、SCB、バンコク銀行、クルンタイ銀行、ファーストタイ銀行などの両替ブースが横一列に並び、ATMやウエスタンユニオンの窓口も併設されていました。空港のレートは店や時期で条件が変わりますレートの良し悪しや順位づけには踏み込みません——両替所が並んでいるという配置だけお伝えします。どこで替えるのがお得か、市内と空港の比較は

にまとめています(ドンムアンの両替データも含みます)。タイは屋台や小さな店で現金が要る場面も多いので、当面必要な現金を用意しておくと安心です。営業時間は店舗によって異なり、深夜早朝は開いている窓口が限られることもあります。

06SHOPPING

免税店・ショッピング

出国後の制限エリアには免税店(King Power など・TAX FREE)が、一般エリアには土産物店やコンビニがあります。ここでは代表的なジャンルを紹介します。買い回りの詳しい楽しみ方までは踏み込まず、「どんな店があるか」の見取り図として使ってください(以下の店舗はあくまで一例です。出店は入れ替わるので、現在の顔ぶれは公式サイトでご確認を)。

タイ様式の楼閣を模した土産物店。タイらしい工芸品やみやげが並ぶ。
ドンムアン空港内のセブンイレブン。緑の「7-ELEVEN」ロゴのカウンターとコーヒーカウンター、飲料棚が並び、スーツケースを引く旅客が店の前を通る。

コンビニ(セブンイレブン)CONVENIENCE STORE

タイでおなじみのセブンイレブンが空港内でも見られました。飲み物や軽食、SIM関連の小物などをさっと買える便利な存在です。

免税店(出国後・TAX FREE)DUTY FREE

出国後の制限エリアには免税店(King Powerなど)があり、搭乗口周辺のTAX FREE店で買い足しができます。手荷物受取エリアの案内にも「KINGPOWER DUTY FREE SHOP」への誘導が出ていました。品ぞろえや店舗は入れ替わるので、最新は公式でご確認を。

07DINING

飲食・グルメ

制限エリア・一般エリアともにタイ料理から各国のチェーン、カフェまであり、出発前でも到着後でも食事ができます。ここも全部は並べず代表を3つだけ。お店ごとの細かい評価はしません(以下はあくまで一例で、出店は入れ替わるので最新は公式でご確認を)。

鉄板ごはんの「Pepper Lunch」。手早く食べたいときの一皿。
ドンムアン空港内のラーメン店「HAKATA RAMEN(ฮากาตะ ราเมน)」のカウンター。オレンジと白の看板、スペシャルラーメンセットや各種ラーメンの写真メニューが並び、店員が調理している。

ラーメン(HAKATA RAMEN)JAPANESE RAMEN

日本式のラーメン店も見られました。出発前や乗り継ぎで温かいものを食べたいときに。写真メニューが並び、指さしでも頼みやすい造りです。

ドンムアン空港内のスターバックス。白い「STARBUCKS」の看板の下にメニューボードとショーケース、木目のカウンター、コーヒーを買い求める旅客の列。

カフェ(スターバックス)COFFEE

スターバックスなどのカフェもコンコースで見られました。フライト前の一息や、早朝・深夜の待ち時間の一杯に。混む時間帯は列が伸びることもあります。

08FACILITIES

施設・サービス

待ち時間や、いざというときに助かる施設もそろっています。場所や有無は改装で変わることがあるので、必要なものは事前に公式のフロアマップで確認しておくと確実です。

到着コンコース。ツーリストSIMの通信カウンターやシャトルバス案内、鉄道駅・ホテルへの案内が集まる。

到着してすぐ使えるのが通信(SIM/eSIM)のカウンター。タイ観光で欠かせないネット環境を、ここで整えられます(窓口の運営会社は入れ替わることがあります)。ほかにも、手紙や荷物を送れる郵便局(Don Muang Airport Post Office)、現金を下ろせるATM、困ったときの総合案内所(Information)などが館内にあります。

ドンムアン空港の通路に並ぶ両替所(SCB、Krungthai、Bangkok Bank)と、左端の赤い「DON MUANG AIRPORT POST OFFICE(郵便局)」の窓口。カウンターに「1」「2」の番号表示がある。

郵便局・ATM・両替POST OFFICE & ATM

空港の郵便局(Don Muang Airport Post Office)もあり、手紙や荷物を送れます。近くには両替所やATMもまとまっていて、到着・出発の合間に用事を片づけやすい一角です。

なお、シャワーや仮眠のできる設備、授乳室やベビー設備などの具体的な場所は、ターミナル・フロアによって異なります。必要な方は事前に公式サイトで位置をご確認ください

09HIGHLIGHTS

見どころ(タイらしい装飾・航空史・機体)

ドンムアンは、通りがかりに立ち止まりたくなるタイらしい装飾や、世界最古級の空港ならではの航空史の展示が点在します。ここでは代表を3つ紹介します。どう楽しむかといった体験の深掘りまでは踏み込まず、「何があるか・どこにあるか」に絞って案内します。

タイ王宮(ワット・プラケオ)を模した装飾展示。金色の守護神像が旅の気分を高める。

タイ王宮を模した装飾展示THAI DECOR

白と金の宮殿風の壁に、黄金の守護神像(ヤック)を配したタイらしい装飾展示があります。写真映えするスポットで、「ท่าอากาศยานดอนเมือง(ドンムアン空港)」の銘板も置かれています。時期によって装飾は入れ替わります。

ドンムアン空港の連絡通路に設けられた航空史の展示。「OUR TIMELINE」「JOURNEY」の青い装飾壁とパネル、右手の壁に緑の草原と初期の複葉機を描いた壁画、木目の床が続く。

航空史の展示(連絡通路)AVIATION HISTORY

連絡通路には「JOURNEY/OUR TIMELINE」と題した航空の歩みの展示があり、初期の複葉機を描いた壁画も。1914年から続く世界最古級の空港ならではの一角で、ターミナル間を歩くときに眺められます。

夜のドンムアン空港のエプロン。ボーディングブリッジに接続して駐機するエアアジアなどの機体、赤い尾翼、誘導路の灯りとターミナル建物、「Non-Smoking Area」のサインが見える。

夜のエプロン・機体の眺めAPRON VIEW

搭乗口の窓からは駐機場(エプロン)に並ぶ機体を眺められます。エアアジアの赤い機体が連なる様子は、LCCの一大拠点であるドンムアンならではの光景です。

10FAQ

よくある質問

ターミナルを間違えたら、どう移動すればいい?
T1(国際線)とT2(国内線)は屋根付きの連絡通路でつながっていて、無料のシャトルバスも走っています。移動には時間がかかることもあるので、便の時刻に余裕を持って動いてください。
空港からバンコク市内へはどう行く?
連絡通路の先のドンムアン駅(レッドライン鉄道)のほか、エアポートバス(A1=BTSチャトゥチャック・モーチット、A2=戦勝記念塔ほか)、荷物が多いならタクシー・配車アプリ(Grab)も選べます。所要・運賃は変わるので、最新は公式や各サービスでご確認を。
スワンナプーム空港(BKK)と間違えていない?
バンコクには空港が2つあります。ドンムアン(DMK)は主にLCCの拠点スワンナプーム(BKK)はもう一つの大きな国際空港です。両空港の間には乗り継ぎ客向けの無料シャトルバスもありますが(航空券などの提示が必要)、市内をはさんで離れているので、発着空港は必ず搭乗券でご確認を。
前泊や深夜着・早朝発に便利なホテルは?
空港には連絡橋(The Bridge)でつながるホテルがあり、案内サインにも「Amari」と表示されています。このほか近接エリアや市内にも宿があります。個別ホテルの評価や順位づけには踏み込みません——距離の好みで選び分けるのが基本で、空室・料金・送迎の有無は各ホテルの公式でご確認ください。