金海空港(釜山・PUS)の両替は、あまり構えなくて大丈夫です。結論から言うと、到着してから空港で換えてしまって問題ありません。というのも釜山は、両替所のレートが市内でも空港でもよく、日本の空港や宅配で用意するよりずっと安いからです。ソウルの仁川空港が「市内までがまん」型なのに対し、金海空港は「空港で替えてOK」型——ここが釜山ならではのポイント。ただしひとつだけコツがあって、同じ空港でも「銀行の窓口」より「両替所(MONEY BOXなど)」を選ぶと、もう一段お得になります。韓国はほぼカード社会なので現金の出番は多くありませんが、券売機やT-moneyのチャージなど現金でないと困る場面はあるので、少しは持っておきたいところ。到着してからの動きを、実際のレート(2026年4月19日時点)で順に整理します。
金海空港で替えて大丈夫
釜山は空港のレートが良いのが特徴。空港につながる公港駅のMONEY BOXなど「両替所」なら手数料は約0.9〜1.0%で、市内とほとんど変わりません。日本の空港(約12.6%)や宅配(約3.2%)よりずっと安いので、無理に日本で用意せず現地で換えるのが正解です。
銀行窓口より「両替所」を
空港でも市内でも、新韓・KEBハナのような銀行窓口のレート(銀行系の目安・約1.8〜1.8%)は少し割高。両替所(MONEY BOX等)を選べば、1万円あたり数百円ぶん得します。仁川のように「市内までがまん」する必要は薄いのが釜山です。
01ARRIVAL
金海空港での両替ポイントまとめ
金海空港の両替は簡単です。日本からの便は国際線ターミナルに到着し、入国審査 → 荷物受け取り → 到着エリアと進めば、両替所の看板がすぐ目に入ります。まずは押さえておきたい3点から。
到着エリアで少額を両替する
国際線の到着エリアには、BNK釜山銀行と新韓銀行の両替所があります。レート板を掲げた有人カウンターで、両替にはパスポートの提示が要るので、すぐ出せるようにしておきましょう。
ここで交通費+αの5,000〜10,000円ほどを換えておけば、市内までの移動は安心です。釜山は空港のレートが良いので、仁川のように「少額だけ」と気を張る必要はありません。ただ後で見るように、同じ空港でも「銀行窓口」か「両替所」かでレートが少し変わるので、しっかり換えるなら次の節の使い分けを読んでからでも遅くありません。
「両替所」なら市内に近いレートで換えられる
釜山の一番のポイントはここです。空港につながる釜山金海軽電車・公港(コンハン)駅のMONEY BOXなど、両替所チェーンのレートは市内の両替所とほとんど変わりません。だから「空港だから損」という思い込みは、釜山では当てはまりません。反対に、空港の銀行窓口(新韓・BNK)で替えると銀行レートになり、両替所より少し割高です。空港のなかで「両替所」を選ぶ——これが釜山でいちばん効くコツです。
深夜・早朝は公港駅の無人両替機という手も
金海空港は深夜早朝の便もあります。銀行系の両替所は標準で06:00〜21:00ごろ(BNK釜山銀行の掲示)なので、この時間を外れると有人窓口は閉まります。そのときの受け皿が、公港駅のMONEY BOXにある24時間の無人両替機。営業時間はときどき変わるので、深夜早朝に着くなら念のため現況を確かめておくと安心です。
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両替所はどこ?到着エリアと公港駅(軽電車)
金海空港は、大きな旅客ターミナルに国際線ターミナルと国内線ターミナルがまとまっています。日本からの到着は国際線ターミナル。両替所もここに集まっています。もうひとつの拠点が、空港とつながる釜山金海軽電車(BGL)の公港駅。市内へ出るときに通る駅で、ここに24時間の無人両替機を備えたMONEY BOXがあります(空港と市内アクセスの詳しい行き方は空港ガイド側の役目なので、ここでは両替に必要な範囲にとどめます)。
金海空港まわりの両替所の営業時間(標準・要確認)
| ターミナル | 営業時間 |
|---|---|
| 金海空港の両替所(銀行系・標準) | 06:00〜21:00 |
| 公港駅 MONEY BOX の無人両替機 | 24時間 |
銀行系の標準は概ね06:00〜21:00(BNK釜山銀行の掲示)。深夜早朝はこの時間を外れるため、公港駅MONEY BOXの24時間無人両替機が受け皿になります。営業時間はときどき変わるので、最新は各行・釜山金海軽電車の案内でご確認を。
到着エリア・公港駅で両替できる場所
写真で確認できた両替所を挙げておきます。店舗の顔ぶれ・配置・営業時間は筆者の訪問時点のもので、改装などで変わることがあります。網羅的な一覧ではないので、最新は各行や空港の案内でご確認ください。
| 両替できる場所 | 種類・メモ |
|---|---|
| BNK釜山銀行(金海空港支店) | 国際線到着エリアの有人両替所。多言語のCurrency Exchange看板・無人両替機併設 |
| 新韓銀行(金海国際空港) | 国際線到着エリアの有人両替所。レート板・Global ATM併設 |
| MONEY BOX(金海空港支店/公港駅) | 釜山金海軽電車・公港駅の両替所。24時間の無人両替機つき |
国際線到着エリアの銀行系(BNK釜山銀行・新韓銀行)と、公港駅の両替所チェーン(MONEY BOX)を確認したもの。
銀行窓口と両替所、どちらで替える?
到着してすぐ少額を換えるだけなら、目の前の銀行窓口(新韓・BNK)でさくっとで構いません。差はわずかです。ただまとまった額を換えるなら、公港駅のMONEY BOXなど「両替所」のほうが得。次のレートの節で、その差を実際の数字で見てみましょう。
03RATES
そもそも金海空港のレートは良い?悪い?
「空港の両替は損」とよく言われますが、釜山ではその常識が半分くらい当てはまりません。レートの良し悪しは「どこと比べるか」で変わるので、韓国ウォンの手数料を実際のレート(2026年4月19日時点)で二段に見ていきます。
① 日本と比べると──金海空港が圧倒的に安い
韓国ウォンでいちばん損なのは、日本の空港の店頭で換えること。手数料は1万円あたり約1,258円(約12.6%)にもなります。それに対して金海空港の両替所は約103円(約1.0%)。桁がひとつ違うほど金海空港のほうが安く、「日本で多めに」より「金海空港で」のほうが圧倒的に得でした。
しかも釜山の場合、日本を出る前に宅配(外貨両替ドルユーロ)で用意しても約322円(約3.2%)で、これも金海空港の両替所には及びません。仁川では「宅配なら空港より安い」と正直に補足しましたが、釜山は現地(金海空港・市内)の両替所が日本のどの手段より安い。だから無理に日本で段取りせず、着いてから換えるのが素直です(それでも「到着直後に確実に現金が要る」安心のために、少しだけ日本で持っておくのは十分アリ)。
② 現地のなかで比べると──市内も空港も両替所なら互角
ここが釜山の本題です。金海空港の両替所と、市内(西面・南浦・釜山駅前など)の両替所は、手数料がほとんど変わりません。
- 韓国ウォンKRWほぼ同じ釜山市内の両替所1万円で受け取れる約94,800ウォン1 KRW = 0.1055円金海空港の両替所1万円で受け取れる約94,700ウォン1 KRW = 0.1056円差は 約167ウォン(釜山市内の両替所が多い)= ほぼ同じ市場レート換算で 約20円分(1万円あたり)
2026年4月19日時点。どちらも「両替所」のレートで、差は1万円あたり約17円ほど。金海空港でも市内に近い好条件で換えられる、というのが釜山の特徴です。レートは日々動くので金額は目安です。
差はわずか1万円あたり約17円。この程度なら、市内の両替所をわざわざ探す手間のほうがもったいない。金海空港(や公港駅)で換えてしまって、まず損はしません。全体像を、市内の両替所を基準にした差額表で並べておきます。
| 両替する場所 | 手数料(1万円あたり・目安) | 市内の両替所との差 |
|---|---|---|
| 釜山市内の両替所(西面・南浦・釜山駅前・海雲台など) | 約86円 | 基準 |
| 金海空港の両替所(MONEY BOX・公港駅) | 約103円 | +約17円 |
| 釜山市内 新韓銀行 | 約177円 | +約91円 |
| 釜山市内 KEBハナ銀行 | 約176円 | +約90円 |
| WOWPASS(現金でチャージ) | 約153円 | +約67円 |
| 日本で宅配(外貨両替ドルユーロ) | 約322円 | +約236円 |
| 日本の空港(成田・羽田の店頭) | 約1,258円 | +約1,172円 |
| 関西空港(店頭) | 約1,352円 | +約1,266円 |
2026年4月19日時点の各所のレートから算出した、1万円を韓国ウォンに換えたときの手数料の目安です。基準は釜山市内の両替所。レートは日々動くので、金額はあくまで目安として見てください。
この表で効いてくるのが、「両替所」と「銀行」の差です。市内・空港どちらでも両替所なら約86〜103円なのに対し、新韓・KEBハナといった銀行は約177〜176円。1万円あたりでも数百円ぶん違います。金海空港でも銀行窓口ではなく両替所(MONEY BOX等)を選ぶ——これだけで、釜山の両替はほぼ最適解です。
04CASH
釜山で現金が必要になる場面は?
そもそも、釜山で現金が要るのはどんな場面でしょうか。まったく現金なしはさすがに不安なので、多少は持っておくのが安心です。
空港を出るとき
- 釜山金海軽電車(BGL):公港駅から乗り、沙上(ササン)で釜山地下鉄に乗り換えて市内へ。切符やT-moneyのチャージは現金が確実です。
- リムジンバス・一般路線バス:市内の主要エリアへ。T-moneyや現金で乗れます。
- タクシー:確実にいきたいならカカオタクシー(Kakao T)などの配車アプリが無難です。
ここでは「現金が要るか」に絞りました。乗り方や決済の使い分けは、次のEpayの節でまとめます(アクセスの詳しい行き方は空港ガイドへ)。
市街地に入ってから
- 地下鉄の切符・T-moneyのチャージ:基本は現金が確実。券売機のカード対応は進みつつありますが、現金があると安心です。
- 庶民的なお店:市場の小さな店・屋台・古い食堂などは、カード手数料を嫌って現金のみのことがあります。
だから、両替は5,000〜10,000円くらいで
以上をまとめると、両替はしておいたほうがよく、金額は5,000〜10,000円くらいで十分です。基本はカード、現金は券売機や屋台のための「念のため」。足りなくなったら、市内や公港駅の両替所で足す——このくらいの構えでちょうどいいと思います。釜山は両替所のレートが良いので、追加の両替も気楽です。
05PAYMENT
決済・チャージ・交通の使い分け(T-money / WOWPASS)
韓国はカード社会。とはいえ「現金」「交通IC」「WOWPASS」が絡んで分かりにくいので、到着客の目線で整理します。
① 支払いの主役──カードとT-money、そしてWOWPASS
ほとんどの店はクレジットカードで払えます。それを補うのがT-moneyとWOWPASSです。T-moneyは韓国版のSuica・Pasmoで、釜山でも地下鉄・軽電車・バスにそのまま使える全国共通の交通IC。まずはこれをコンビニなどで買って、現金でチャージしておくのが基本です。
WOWPASSはチャージ式のローカルカードですが、得意・不得意がはっきりしているので、良い点と注意点を並べておきます。
良い点
- 韓国のローカルカードとして、多くの店・自販機・交通で支払いに使える
- 現金やクレジットカードでウォン残高をチャージできる(現金チャージ時のレートは悪くない)
- ソウルなど主要エリアに機械が多く、追加チャージがしやすい
微妙な点
- あくまで「カードの残高」で、現金のウォンは引き出せない(=両替ではない)
- 機械は首都圏に多く、釜山や地方では数が減る。頼り切ると現金が要る場面で困る
- 釜山は両替所のレート自体が良いので、現金は両替所で作るほうが手っ取り早い
要は、WOWPASSは「韓国で使えるチャージ式カード」であって、現金を作る道具ではないということ。しかも機械は首都圏(ソウル)に多く、釜山や地方では数が減ります。釜山は両替所のレート自体が良いので、現金は素直に両替所で作るのが手っ取り早い。WOWPASSに頼り切らないほうが安心です。
② 交通での可否
決済目線でもう一度。地下鉄・軽電車・バスはT-money(現金チャージ)が万能で、切符を現金で買っても乗れます。タクシーはカカオタクシー(Kakao T)ならアプリ登録のカードで完結。細かな行き方や運賃は変わるので、最新は各交通機関の案内や空港ガイドでご確認ください。
③ 現金チャージ・ATM
つまずきやすいのがチャージの原資です。T-moneyのチャージは現金が基本。どうしても現金が尽きたら、カードの海外キャッシングやATMという手もありますが、手数料や設定はサービスごとに差があるので、使う前にご自身のカードで確認しておくと安心です。釜山では、その前に両替所でさっと現金を作れるのが強みです。
④ 到着してからの動線
まとめると、迷ったらこの順番で大丈夫です。到着エリアか公港駅の両替所で5,000〜10,000円を現金にする → そのうち少しをT-moneyへチャージ → あとはカードで、現金は券売機・屋台・市場用に温存。これで空港から市内まで、現金切れで立ち往生することはまずありません。
06CITY
金海空港以外・市内で両替するなら?
金海空港以外で換えるとしても、釜山なら選択肢はシンプルです。基本は市内の「両替所」——西面(ソミョン)・南浦(ナンポ)・釜山駅前・海雲台(ヘウンデ)といった繁華街に両替所があり、レートは空港の両替所とほぼ同じでした。
まとまった額でも市内の両替所で十分
前の差額表のとおり、市内の両替所と金海空港の両替所の差は1万円あたり約17円。だから「レートのために市内へ」という動機は、釜山ではあまり生まれません。観光や買い物のついでに、繁華街の両替所で足せばOK。わざわざレートだけを目当てに遠出する必要はない、というのが釜山の気楽なところです。
銀行より両替所、を市内でも
市内でも考え方は同じで、新韓・KEBハナなどの銀行窓口より、街の両替所のほうがレートは良い(約177〜176円 対 約86円)。両替所は繁華街に固まっているので、探すのに困ることも少ないはずです。
日本を出る前に用意しておきたい場合は、宅配(外貨両替ドルユーロ)や日本の空港という手もありますが、釜山に関しては現地の両替所のほうが安いので、急ぎでなければ現地で換えるのがおすすめです。日本側の損得は、末尾にリンクした羽田の両替記事にまとめています。
07WRAP-UP
さいごに
金海空港(釜山)での両替は、こう覚えておけば迷いません。
- 着いてから金海空港で換えてOK。釜山は空港のレートが良く、日本の空港や宅配より安い。無理に日本で用意しなくて大丈夫です。
- 空港でも「両替所」を選ぶ。公港駅のMONEY BOXなど両替所は、銀行窓口より1万円あたり数百円ぶんお得。市内の両替所ともほぼ互角です。
- 現金は5,000〜10,000円くらい。基本はカードとT-money、現金は券売機や屋台のための少額でOK。足りなければ市内や公港駅の両替所で気軽に足せます。
韓国は基本カードで回るので、身構えるほど現金は要りません。しかも釜山は、その少しの現金を空港でも好レートで用意できる数少ない場所。皆さまの釜山旅行が、気持ちよく始まりますように。
