ANAクラウンプラザホテル成田の敷地入口。バーガンディの案内サインの奥に、白い高層棟がそびえる。
宿泊記

ANAクラウンプラザホテル成田に泊まりました

更新 2026.07.01

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成田空港の前泊・後泊で、ANAと聞くだけで少し気分が上がる——そんな方に候補になるのがANAクラウンプラザホテル成田です。安心・安定のANAブランドらしく、ほどよく高級感のある上級ホテル。今回は広めのコーナーツインに泊まり、ルームサービスを頼み、そして何より朝食ビュッフェを堪能してきました。良かったところはもちろん、築30年オーバーゆえの年季のような正直に気になったところも、格好つけずに書きます。なお夕食ビュッフェは今回食べていないので、そこは「食べていない」とはっきりお伝えしますね。

01QUICK INFO

ANAクラウンプラザホテル成田のクイック情報

ホテル情報

名称
ANAクラウンプラザホテル成田
系列
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(運営:CP成田株式会社)
住所
千葉県成田市堀之内68(第2ターミナルから徒歩約33分/成田空港・成田駅から送迎バスあり)
客室数
396室
開業
1989年6月(成田全日空ホテルとして開業。2007年に全客室リニューアルし、現名称へ改称)
公式
ANAクラウンプラザホテル成田 公式サイト(最新の料金・送迎時刻はこちら)
価格帯
時期・プランで変動(最新は公式・予約サイトでご確認ください)

もともとは1989年に「成田全日空ホテル」として開業したホテルです。その後2007年に全客室をリニューアルし、名前も現在の「ANAクラウンプラザホテル成田」へと変わりました。ANAグループらしい落ち着いた雰囲気があり、名前負けしない上級ホテルです。ただし後述のとおり、建物としてはだいぶ年季が入っているのも事実。そこも含めて紹介します。

今回の宿泊メモ

部屋
コーナーツイン(広めのタイプ/ベッド3台構成)
朝食
ビュッフェ(実食。このホテルの一番の魅力)
夕食
今回は食べていません(ディナービュッフェの価格のみ確認)
その他
ルームサービス(チケット付きプランで利用)
同行者
家族・子連れ
予約
ルームサービスチケット付きプラン。公式・各予約サイトから

先に整理しておくと、今回実際に食べたのは朝食ビュッフェとルームサービスで、夕食ビュッフェは食べていません(価格だけ確認しました)。食べていないものを食べた体では書きません。以下、実際に泊まったようすを順に紹介します。

02REVIEW

総合レビュー

まず率直な評価から。このホテルの魅力は、なんといっても朝食。味も種類も雰囲気も素晴らしく、ここは満点をつけました。お部屋も広くて快適です。一方で、成田の空港ホテル共通の弱点である立地は正直に低め。空港に「特別近い」わけではないからです。そして築30年オーバーの年季——特に水回りの古さは、隠さず評価に入れています。

実際に泊まった評価(5段階)

総合 食事は満点級。ただ立地の遠さと建物の古さが全体を平均に寄せる
お部屋 広くて快適。ただし築30年超で水回りは古い
食事 朝食ビュッフェが素晴らしい(このホテルの一番の魅力)
立地 送迎バス頼み。第2ターミナル徒歩33分で、空港至近ではない
設備 ファミマ併設・屋内プール/ジム/サウナ/各種コート
価格 時期による

良いところ

  • さすがANAグループで、ほどよく高級感があり雰囲気がいい。それでいて気後れするほどではない
  • ロビーにコンビニ(ファミリーマート)が併設されていて便利
  • お部屋から飛行機が見える部屋が多い。窓からの離発着が楽しめる
  • 外国の空港関係者が多く、異国情緒が味わえる。CAさんの姿も

気になるところ

  • 成田エリア全般に言えることだが、空港に特別近いわけではない(送迎バス頼み)
  • 高級感はあるが、だいぶ年季を感じる。築30年オーバーで、特に水回りは古い

成田空港の近くで泊まるとなったとき、真っ先に頭に浮かぶのは、ANAやJAL系列のホテルではないでしょうか。ANAと聞くだけで、なんだか気分も上がりますよね。実際に泊まってみて、食事もお部屋まわりのサービスも全般に満足でき、高級感はあるけれど、気後れするほどではない、バランスのとれた上級ホテルだと感じました。他の成田ホテルとの比較や、朝食の値ごろ感を他館と並べた話は、

にまとめています。

03ACCESS

空港からのアクセス

空港ホテルとして一番気になるのが、空港からの行き方です。ANAクラウンプラザホテル成田は第2ターミナルから徒歩約33分。数字のとおり、歩いて向かう距離ではありません。

移動はもっぱら送迎バスを使います。バスは成田空港(第1・第2ターミナル)からのものと、成田駅からのものの2系統。空港からも駅からもアクセスできるのは安心です。

ただ、正直に言うと「空港に特別近い」ホテルではありません。これはANAクラウンプラザに限らず、成田空港周辺のホテルにおおむね共通する弱点で、評価で立地を低くつけているのもこのためです。早朝便・深夜便に合わせて動くなら、送迎バスの時刻は事前に必ず確認してください(発着時刻はダイヤ改定があるため、公式の最新情報でどうぞ)。空港での過ごし方や両替の準備は、

も参考になります。

04EXTERIOR & LOBBY

外観・ロビー

敷地の入口には、ANAらしいバーガンディ色の大きな案内サイン。その奥に、白い高層棟がそびえています。豊かな緑に囲まれていて、敷地の一角には結婚式用のチャペル「Tuuli」もありました。

敷地入口の案内サイン「ANA CROWNE PLAZA NARITA」。
敷地内の結婚式用チャペル「Tuuli」。石畳の広場から階段を上がった先に建つ。

ロビーは吹き抜けになっていて、広々と開放的。CAさんや空港関係者の姿も多く、「成田に来たな」と思わせてくれる場所です。私が宿泊したときには、それはそれは美しく鮮やかな民族衣装のユニフォームを着たどこかの国のCAさんたちがいらして、とても華やかでした。そういう方々を見られるのも、このホテルならではの楽しみかもしれません。

05ROOMS

お部屋(コーナーツイン)

今回泊まったのはコーナーツイン。お部屋のなかでもかなり広いタイプで、ベッドを3台入れてもゆとりがあります。ひとつだけ先にお伝えしておくと、通常タイプのお部屋だと、テレビの後ろの柱あたりから壁になっていて、3台目のベッドを置くエリアがまるごと無くなる感じになります。3台使いたい方はこのあたりご注意を。

コーナーツインの名のとおり、2つの窓からそれぞれ違った景色が眺められるのがうれしいところ。光もたくさん入ります。そして窓からは飛行機の離発着が見えました。飛行機好きにはたまりません。

うれしかったのが、お茶やコーヒーの種類が豊富だったこと。ノンカフェインのお茶まで用意されているのには驚きました。アイマスクや入浴剤のサービスもあって、こういう細やかな心配りは、さすがANAといった感じです。

正直な短所も。水回りは古いです。ただ、昔ながらの贅沢な作りで広々としていて、清掃もよく行き届いていました。古さは古さとして受け止めつつ、清潔さは保たれている、という印象です。バスアメニティはantipodesというブランドでした。知らなかったので調べてみたら、ニュージーランド初のオーガニックブランドとのこと。このシャンプー、いかにも高そうです。

06FACILITIES

館内設備

館内には、前泊・後泊にうれしい設備がそろっています。

  • コンビニ(ファミリーマート):ロビーに併設。飲み物やちょっとした買い出しに便利です。
  • 屋内プール別途1,100円で利用できます。
  • スポーツ施設:屋内プールの外に、ジム・サウナ・フットサルコート・テニスコートを完備しています。

なお、料金や施設は変わることがあるので、利用料など最新の情報は公式サイトでご確認ください(上記はいずれも宿泊時点のものです)。

07ROOM SERVICE

ルームサービス

今回はルームサービスチケット付きのプランだったので、せっかくならとルームサービスも頼んでみました。普段あまり頼まないので、飲み物も頼むべきだったのかな……と、こういう作法がいまいち分からないんですよね。普段頼まないせいです。

頼んだのはピッツァ・マルゲリータ(2,000円)フライドポテト(900円)。おいしかったです。おいしかったのですが、内心「たっけえな…」と思ってしまうのは、本当に良くないですね。すみません、そういうものじゃないんです。私がモノを知らないだけだと思います。

ちなみにこのホテル、朝食ビュッフェが2,600円、ディナービュッフェが3,800円。今回はチケット付きだったのでルームサービスにしましたが、お値段と満足度を比べると、やっぱりビュッフェの良さが際立ちます。ただし正直にお伝えすると、ディナービュッフェは今回食べていません(朝食ビュッフェしか体験できていません)。次に泊まるなら、ぜひディナービュッフェを頼んでみたいところです。料金は変わることがあるので、最新は公式でご確認ください。

08BREAKFAST

朝食

さて、このホテルの一番の魅力、朝食です。会場はさすがに高級感があり、雰囲気も抜群。一面ガラス張りで、朝の木々から漏れる光を浴びながら、ゆったりと過ごせます(座席のようすは人が写ってしまうので写真は控えました)。お味も種類も、本当に素晴らしかったです。朝は空港関係者が多く、英語も聞こえてきて、それもまた国際情緒があって素敵でした。

朝食会場の一角。木目と黒石のモダンな内装で、右手はフルーツ・ヨーグルトの島。

ラインナップは、和食よりもどちらかというと洋食より。ライブキッチンでは6種類の卵料理を作っていただけて、オムレツのソースもトリュフソース・アメリカンソース・明太子ソースと個性豊か。もちろん、ゆで卵やポーチドエッグも並んでいます。

ボイルドエッグのコーナー。白い卵が並び、エッグカップも用意されている。
ポーチドエッグ。トーストしたバゲットを添えて。

朝はだいたいどのホテルもお決まりのメニューになりがちですが、ANAは豚丼やえびシュウマイなど、しっかりとしたメニューもあって大満足。特にこの豚丼、朝からこういう一品があるのは、うれしいものです。

豚丼。甘辛く煮た豚肉をごはんにのせて。

和のおかずも充実していました。胡麻豆腐・ピーナッツ豆腐・アジのなめろう(千葉らしい一品)といった小鉢や、しらすおろし、玉子焼きなど。洋食寄りといいつつ、和で朝ごはんを組み立てても十分に満足できます。

和の小鉢コーナー。
しらすおろしや玉子焼きなど、和のおかずもひととおり。

温かいパンやスイーツ系も手厚く、ワッフル・パンケーキ・フレンチトーストの温製コーナーや、コンベア式トースターで焼きたてにできるデニッシュ類も。パンやシリアルのコーナーには、バターやはちみつ、ジャムもそろっています。

ワッフル・パンケーキ・フレンチトーストの温製コーナー。
コンベア式トースターと、焼きたてのデニッシュ類。

フルーツやサラダのコーナーも彩り豊か。カットしたパイナップルやメロン、みかん、りんごやグレープフルーツのコンポート、各種ヨーグルト、スモークサーモン。サラダバーのドレッシングも、シーザーやサウザンアイランドなど選べます。

フルーツとヨーグルトの島。彩り豊かで、朝から気分が上がる。
サラダバー。ドレッシングはシーザー・サウザンアイランドなど3種。
パン・シリアルのコーナー。
コーヒー・紅茶のドリンクコーナー。

そして印象的だったのが、レストランスタッフが子供に優しく接してくださったこと。子連れにはこういう気配りが本当にありがたいです。ライブキッチンが朝からこれだけ工夫されているのも珍しく、料理も一つひとつしっかり作られていて、どれもおいしい。朝食は、文句なしに良かったです。

09WRAP-UP

さいごに

お部屋は年季こそ入っていますが、その分、設備や細かなタオル類などにはいいものを使っているのだろうと感じます。今回は広いお部屋タイプにしたこともあって、広々と快適に過ごせました。ただし新しさを求めるなら、他のホテルを探したほうがいいとも思います。お部屋は2007年に全室リニューアルしているようですが、築30年をオーバーしていることもあり、特に水回りなどは古さが隠せません。

何より、このホテルの魅力は食事です。味も、種類も、雰囲気も、朝食は本当に素晴らしかった。ディナービュッフェはまだ体験できていないので、次回はぜひ堪能したいところです。海外へ発つ前も、帰ってきた後も、最後まで旅行気分を味わえる——そんなホテルでした。価格帯や予約プランは時期で変わるので、最新は公式サイト・各予約サイトでご確認ください。

年季は隠せないけれど、朝ごはんは忘れられない。旅の前後にぴったりの一軒でした。

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