仁川空港の「Currency Exchange 환전・両替・換钱」両替ブース。新韓銀行とウリ銀行のカウンター、Global ATMが並ぶ。
両替ガイド

仁川空港の両替はどこがおすすめ?

更新 2026.07.11

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仁川空港での両替は、そんなに難しく考えなくて大丈夫です。結論から言うと、まず到着ロビーの両替所で5,000〜10,000円ほど換えておき、たくさん要るぶんはソウル市内(明洞など)でまとめて換える——これがいちばんラクで、損の少ない立ち回りです。韓国はほぼカード社会で、現金が要る場面はそう多くありません。ただ電車の券売機やT-moneyのチャージなど、現金でないと困る場面はあるので、現金ゼロで市内に出るのは避けたいところ。仁川空港のレートは韓国では良いほうではありませんが、日本の空港で換えるよりはずっとマシです。到着してからの動きを、実際のレート(2026年4月19日時点)で順に整理します。

まず空港で少額だけ両替

到着ロビーの両替所で5,000〜10,000円ほど。韓国ウォンは日本の空港で換えるのが一番損で、仁川空港はそれよりずっとマシ(手数料は約12.6%→約7.4%)。交通費+αはここで用意しておくと安心です。

まとまった額を空港で換えない

ソウル市内(明洞など)は仁川空港よりレートがぐっと良く、1万円あたりの差も数百円になります。多めに要るなら市内で。基本はカードで、現金は少額あれば十分です。

01ARRIVAL

仁川空港での両替ポイントまとめ

仁川空港の両替は、拍子抜けするほど簡単です。第1・第2どちらのターミナルでも流れは同じで、入国審査 → 荷物受け取り → 到着ロビーに出れば、銀行の両替窓口がすぐ目に入ります。まずは押さえておきたい3点から。

到着ロビーのKEBハナ銀行(第2ターミナル)。レート板を掲げた有人カウンターで、パスポートを見せればその場で両替できる。

到着ロビーで少額を両替する

到着ロビーには両替所が一定間隔で4件ほど並んでいます。レートは店ごとにわずかに違いますが、気にしても仕方ないくらいの差なので、近くにある店で換えてしまって構いません。両替にはパスポートの提示が要るので、すぐ出せるようにしておきましょう。

ここで換える量は、交通費+αの5,000〜10,000円ほどで十分です。理由は次のレートの節でくわしく見ますが、仁川空港のレートは市内より落ちるので、多額はここで換えないのが得。短い旅行なら、この少額+カードでたいてい足ります。

KB国民銀行の両替所。「両替」の看板とレート板、Global ATMが横並びになっている。
ウリ銀行の窓口。到着した人がぽつぽつ並ぶ。近くにあった店で換えてしまって構わない。

24時間営業の両替所は少ない

気をつけたいのが営業時間です。到着ロビーの有人両替所の標準的な営業時間は06:00〜22:00。この時間に到着ロビーへ出られるなら、まず心配はいりません。

やっかいなのは深夜・早朝に着く場合。この時間帯は到着ロビーの両替所がすべて閉まっていて、24時間営業しているのは各ターミナルにせいぜい1〜2店だけです。到着フロアはかなり広く、歩くと意外に遠い。深夜早朝の便なら、開いている店の場所を先に確かめておくと安心です(具体的な場所は次の節にまとめました)。

WOWPASSは「両替」には使えない(韓国ならではの注意)

仁川空港にはWOWPASSの機械も置かれています。「じゃあこれで両替すれば?」と思いがちですが、WOWPASSの機械は両替(現金ウォンの受け取り)ができません。カードにウォンをチャージすることはできても、現金として引き出すことはできないのです。券売機や屋台など「現金でないと困る」場面には効かないので、現金は現金で別に用意しておく必要があります(WOWPASSの中身は後半のEpayの節で正直に整理します)。

韓国の空港の両替は、良くも悪くもきっちり守られています。空港の中では基本的に、銀行系のレートの控えめな店でしか換えられない——ここは割り切ってしまいましょう。

02TERMINALS

ターミナル別の両替所ガイド

仁川空港のターミナルは第1・第2の2つ。日系(JAL・ANA・ZIP AIR・Peach など)とLCC・韓国系の多くは第1ターミナル、大韓航空・アシアナ・ジンエアー・エアソウル・エアプサンは第2ターミナルが基本です。ただしコードシェア便などで例外もあるので、実際に搭乗する便の指定ターミナルは予約で必ず確認してください(航空会社ごとの詳しい割り当ては空港ガイド側の役目なので、ここでは両替に必要な範囲だけにとどめます)。

仁川空港の両替所の営業時間(標準・要確認)

仁川空港の両替所の営業時間(標準・要確認)
ターミナル営業時間
到着ロビーの有人両替所(標準)06:00〜22:00
24時間営業(各ターミナル1〜2店のみ)24時間

標準は06:00〜22:00。深夜早朝はこの時間を外れるため、24時間営業の店(各ターミナル1〜2店)を使うことになります。営業時間はときどき変わるので、最新は仁川空港公式サイトでご確認を。

レート板を掲げたKEBハナ銀行の窓口。到着ロビーには各行の両替所が一定間隔で並ぶ。

06:00〜22:00に到着する場合

この時間なら、到着ロビーの店はだいたい開いています。何も考えず到着ロビーまで出て、近くの店で換えれば大丈夫。念のため、各ターミナルの主な両替所を出口の近くで挙げておきます(配置は変わることがあるので、当日は現地の案内でも確認してください)。

第1ターミナル 到着ロビーの両替所
両替所場所(到着ロビー・1階)
ハナ銀行4番出口付近
ウリィ銀行6番出口付近
KB国民銀行西側9番出口付近
ウリィ銀行11番出口付近

いずれも1階の到着ロビー。KB国民銀行のGlobal ATMも併設されています。出口番号・店舗の配置・営業時間は筆者の訪問時点のもので、改装等で変わることがあります。最新は仁川空港公式でご確認を。

第2ターミナル 到着ロビーの両替所
両替所場所(到着ロビー・1階)
ハナ銀行4番出口付近
KB国民銀行1番・2番ゲートの間
KB国民銀行B入国ロビー付近
ウリィ銀行西側7番出口付近
ハナ銀行10番出口付近

深夜・早朝で到着ロビーの店が閉まっている場合

06:00〜22:00に間に合わないと少し面倒です。この場合は、1階の到着ロビーから3階の出発ロビーへ移動してください。出発ロビーには24時間営業の両替所があります(第1ターミナル=ウリィ銀行〔3階4番ゲート付近〕・KB国民銀行〔3階Fカウンター付近〕/第2ターミナル=KB国民銀行〔3階公共フロア4番ゲート付近〕)。

なお第2ターミナルには、手荷物受取所と到着ロビーBの間にもKB国民銀行の両替所があります。ただし到着ロビーに出てしまうと戻れないので、深夜に使うなら荷物を受け取ってロビーへ出る前に。荷物を持っての深夜の大移動は正直しんどいので、面倒を避けたいなら日本を出る前に少し換えておくのも手です。営業時間はときどき変わるため、深夜早朝着のときだけは公式サイトで現況を見ておくと確実です。

夜の到着ロビー。灯りが落ちる時間帯は開いている店がぐっと減るので、場所を先に確かめておきたい。

03RATES

そもそも仁川空港のレートは良い?悪い?

「仁川空港のレートは悪い」とよく言われます。ただレートの良し悪しは「どこと比べるか」で答えが変わるので、二段で見ていきます。韓国ウォンの手数料を、実際のレート(2026年4月19日時点)で比べました。

仁川空港のレート板。数字はきれいに出ているけれど、良し悪しは「どこと比べるか」で変わってくる。

① 日本と比べると──仁川のほうがマシ

韓国ウォンでいちばん損なのは、じつは日本の空港の店頭で換えること。手数料は1万円あたり約1,258円(約12.6%)にもなります。それに対して仁川空港は約736円(約7.4%)。日本の空港よりざっと半分で、「日本の空港で多めに」より「仁川で少額」のほうがマシという、よく言われる話は実際そのとおりでした。

ただ正直に付け加えると、日本を出る数日前に宅配(外貨両替ドルユーロ)を段取りできるなら、約322円(約3.2%)で仁川より安いです。出発まで日数があるなら日本で用意しておくのも十分アリ(この日本側の選び方は、末尾にリンクした羽田・成田の記事にまとめています)。

② 市内と比べると──明洞がはっきり安い

ここが本題です。仁川空港とソウル市内を比べると、市内のほうがはっきり安い。たとえば同じKEBハナ銀行でも、仁川空港の店と市内の店で手数料が違います

韓国ウォン:仁川空港と市内の手数料くらべ(1万円あたり・目安)各店で 1万円 が何通貨になるかで比較。差は「現地通貨 → 市場レート(実勢)で円換算」の順に示します。
  • 韓国ウォンKRW
    ✓ こちらがおすすめ
    ソウル市内(KEBハナ銀行)1万円で受け取れる約94,000ウォン1 KRW = 0.1064円
    仁川空港(KEBハナ銀行)1万円で受け取れる約88,600ウォン1 KRW = 0.1129円
    ソウル市内(KEBハナ銀行)のほうが 約5,360ウォン 多く受け取れる= 市場レート換算で 約560円分 お得(1万円あたり)

2026年4月19日時点。同じKEBハナ銀行でも、仁川空港の店より市内の店のほうが韓国ウォンの手数料は安く出ました。レートは日々動くので金額は目安です。

同じ銀行でも1万円あたり約560円、市内のほうが得。さらにレートを求めて明洞の両替所まで行けば、手数料はほぼ市場レート並みまで下がります。市内推奨型と言われるゆえんです。全体像を、明洞を基準にした差額表で並べておきます。

韓国ウォンを1万円ぶん換えたときの手数料(明洞を基準にした差・目安)
両替する場所手数料(1万円あたり・目安)明洞との差
明洞(市内の両替所)約88円基準
ソウル市内 新韓銀行約177円+約89円
ソウル市内 KEBハナ銀行約176円+約88円
WOWPASS(現金でチャージ)約153円+約65円
日本で宅配(外貨両替ドルユーロ)約322円+約234円
仁川空港(到着ロビー)約736円+約648円
日本の空港(成田・羽田の店頭)約1,258円+約1,170円
関西空港(店頭)約1,352円+約1,264円

2026年4月19日時点の各所のレートから算出した、1万円を韓国ウォンに換えたときの手数料の目安です。基準はソウル・明洞の両替所。レートは日々動くので、金額はあくまで目安として見てください。

で、これをどう受け止めるか。1〜2万円なら、無理に明洞まで行かず仁川でさくっと換えて構いません。差は数百円で、その差のために市内で両替所を探す時間のほうがもったいない。逆に、美容やショッピングで10万円・20万円と使うなら、明洞まで我慢する価値は十分あります。要は「金額と手間を天秤にかける」だけです。

04CASH

韓国で現金が必要になる場面は?

そもそも、韓国で現金が要るのはどんな場面でしょうか。まったく現金なしはさすがにリスキーなので、多少は持っておくのが安心です。

空港を出るとき

  • A’REX(空港鉄道):特急はクレジットカードで払えますが、各駅停車は現金のみ。特急でソウル駅まで行っても、その先の地下鉄に乗り換えるなら結局現金が要ります。
  • バス:券売機でチケットを買うとき、カードが使えます。
  • タクシー:流しは当たり外れがあるので、確実にいきたいならカカオタクシーなどの配車アプリが無難です。

ここでは「現金が要るか」に絞りました。乗り方や決済の使い分けは、次のEpayの節でまとめます。

市街地に入ってから

  • 地下鉄の切符・T-moneyのチャージ:基本は現金のみ。券売機のカード対応は順次入りつつありますが、まだ導入途中なので現金があると安心です。
  • 庶民的なお店:問屋のような店・激安店・屋台や小さな食堂は、カード手数料を嫌って現金のみのことがあります。

だから、両替は5,000〜10,000円くらいで

以上をまとめると、両替はしておいたほうがよく、金額は5,000〜10,000円くらいで十分です。基本はカード、現金は券売機や屋台のための「念のため」。足りなくなったら、市内のWOWPASS機や両替所で足す——このくらいの構えでちょうどいいと思います。

05PAYMENT

決済・チャージ・交通の使い分け(WOWPASS / T-money)

韓国はカード社会。とはいえ「現金」「交通IC」「WOWPASS」が絡み合って分かりにくいので、到着客の目線で4つに分けて整理します。

① 支払いの主役──カードとWOWPASS、そしてT-money

ほとんどの店はクレジットカードで払えます。それを補うのがWOWPASST-moneyです。ただWOWPASSは正直、得意・不得意がはっきりしているので、良い点と注意点を並べておきます。

良い点

  • 韓国のローカルカードとして、多くの店・自販機・交通で支払いに使える
  • 現金やクレジットカードでウォン残高をチャージできる(現金チャージ時のレートは悪くない)
  • 明洞・江南・東大門など主要エリアに機械が多く、追加チャージがしやすい

微妙な点

  • あくまで「カードの残高」で、現金のウォンは引き出せない(=両替ではない)
  • 仁川空港に置かれた機械はチャージ用で、現金の受け取りには使えない
  • 主要エリアを外れると機械が一気に減り、現金が要る券売機や屋台では役に立たない

要は、WOWPASSは「韓国で使えるチャージ式カード」であって、現金を作る道具ではないということ。これを取り違えると、券売機の前で現金がなくて困ります。T-moneyは韓国版のSuica・Pasmoで、地下鉄やバスに使う交通IC。WOWPASSにもT-money機能が付きますが、残高は別勘定なので混同しないようにしましょう。

② 交通での可否

前の節と重なりますが、決済目線でもう一度。A’REX特急とバス券売機はカード可、各駅停車とT-moneyのチャージは現金。タクシーはカカオタクシーならアプリ登録のカードで完結します。地下鉄そのものは、切符を現金で買うか、T-money(現金チャージ)で乗るのが基本です。

③ 現金チャージ・ATM

つまずきやすいのがチャージの原資です。T-moneyのチャージは現金のみが基本。WOWPASSの機械は現金かクレジットカードでチャージできますが、前述のとおり現金の引き出しはできません(仁川空港の機械はチャージ用と割り切る)。どうしても現金が尽きたら、カードの海外キャッシングやATMという手もありますが、手数料や設定はサービスごとに差があるので、使う前にご自身のカードで確認しておくと安心です。

新韓銀行の両替所に併設されたGlobal ATMコーナー。両替は隣の有人カウンター、ATMはキャッシングなどで使う。

④ 到着してからの動線

まとめると、迷ったらこの順番で大丈夫です。到着ロビーで5,000〜10,000円だけ現金にする → そのうち少しをT-moneyへチャージ → あとはカードとWOWPASSで、現金は券売機・屋台・激安店用に温存。これで空港から市内まで、現金切れで立ち往生することはまずありません。

06CITY

仁川空港以外で両替するなら?

仁川空港以外で換えるとしたら、選択肢は大きく2つ。レート最重視なら明洞、利便性ならWOWPASSです。

レートを最重視するなら明洞

十万円以上を換えるなど、とにかくレートを突き詰めたいなら明洞。中心部で行く人も多く、迷うほどの場所でもありません。前の差額表のとおり、手数料はほぼ市場レート並みまで下がります。まとまった買い物や美容の予定があるなら、ここが本命です。

数千円の追加ならWOWPASSが便利

「あと数千円だけ足りない」というときに明洞まで行くのは、時間がもったいない。そんなときはWOWPASSの機械でカード残高を足せます(カード払い用のチャージで、現金として引き出すことはできません。現金が要るぶんは両替所で)。明洞・江南・東大門・梨泰院・カロスキルといった主要エリアには機械が多く、ホテルに置かれていることもよくあります

ただし、これは主要観光地の話。ソウルでも郊外や地方に行くと機械は一気に減り、そもそも両替店すら見当たらない場所もあります。そういうエリアへ足を延ばす予定があるなら、仁川で少し手厚めに換えておくほうが安全です。

日本を出る前に用意しておきたい場合は、宅配(外貨両替ドルユーロ)や日本の空港という手もあります。そのあたりの損得は、末尾にリンクした羽田・成田の両替記事にまとめているので、そちらを参照してください。

07WRAP-UP

さいごに

仁川空港での両替は、こう覚えておけば迷いません。

  • さくっと仁川で5,000〜10,000円だけ両替。あとはカードが基本で、現金は券売機や屋台のための少額でOK。
  • 多めに要るならソウル市内(明洞)でまとめて。空港と市内では1万円あたり数百円ぶん違うので、金額が大きいほど市内が効いてきます。
  • 営業時間に注意。標準は06:00〜22:00で、24時間営業は各ターミナル1〜2店だけ。深夜早朝着なら、開いている店の場所を先に確認しておきましょう。

韓国は基本カードで回るので、身構えるほど現金は要りません。それでも電車まわりで少しだけ現金が要る——その少しを、仁川でさっと用意しておく。皆さまの韓国旅行が、気持ちよく始まりますように。