ホテル日航成田の外観。屋上にJALの鶴丸ロゴを掲げた高層の建物と車寄せ、緑の送迎バス。
宿泊記

ホテル日航成田に泊まりました

更新 2026.07.01

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成田に前泊・後泊するなら、まず名前が挙がるのがホテル日航成田ではないでしょうか。私たちは1度目の滞在が素敵すぎて、季節を変えてもう一度泊まりました。別館のエグゼクティブトリプル本館のコンフォートツイン、そして評判どおりの朝食・夕食まで、2回分の宿泊記を1本にまとめています。良かったところも、正直に気になったところも、実際に撮った写真とあわせてどうぞ。

01QUICK INFO

ホテル日航成田のクイック情報

ホテル情報

系列
オークラ ニッコー ホテルマネジメント(ニッコー・オークラ系)
住所
千葉県成田市取香500(第2ターミナルから徒歩約25分)
客室数
685室
開業
1978年5月(2016年に客室をリニューアル)
公式
ホテル日航成田 公式サイト
価格帯
時期・プランで変動(最新は公式・予約サイトでご確認ください)

もともとは1978年の開業当時こそ日本航空の直営でしたが、その後の経営はいろいろと移り変わり、現在はニッコー・オークラ系のホテルとして続いています。それでも玄関先にはおなじみの赤い鶴丸が健在で、名前負けしない落ち着いた雰囲気があります。

今回の宿泊メモ

宿泊
2回(1回目=初夏/2回目=クリスマス前。いずれも家族・子連れ)
1回目の部屋
別館 エグゼクティブトリプル
2回目の部屋
本館 コンフォートツイン
夕食
1回目=アジアンフェア/2回目=イタリアンフェア(ディナービュッフェ)
朝食
1回目=アラカルト/2回目=ビュッフェ(提供形式は時期で変わります)
予約
公式サイト・各予約サイトから

「何回泊まれば、どの部屋・どの食事に当たるの?」が分かりにくいホテルなので、先に整理しておきました。部屋タイプも食事の形式も、時期によって変わります。以下、それぞれ実際に泊まった回のようすを順に紹介します。

02REVIEW

総合レビュー

まず率直な評価から。ごはん(朝食・夕食)は文句なし、お部屋も広くて快適。一方で、成田の空港ホテル共通の弱点である立地は正直に低めに付けています。空港に「特別近い」わけではないからです。

実際に泊まった評価(5段階)

総合 食事とお部屋は満点級/立地が全体を下げる
お部屋 2016年改装で古さを感じない
食事 朝も夜もビュッフェが素晴らしい
立地 送迎はあるが空港至近ではない
設備 コンビニ・ラウンジ・展望あり
価格 時期による

良いところ

  • レストランの朝食・夕食ビュッフェの質が高い(このホテルの一番の魅力)
  • ロビーにコンビニ(ローソン)が併設されていて便利
  • お部屋タイプによっては窓から飛行機が見える。11階の展望エリアからは離着陸もはっきり
  • 子供用アメニティ・子供用メニューが充実していて、子連れでも安心

気になるところ

  • 送迎バスはあるが、空港に特別近いわけではない(この界隈のホテル全般に言えること)
  • 別館の廊下がホーンテッドマンションかと思うほど暗かった
  • ドライヤーが壁埋め込み型で、少し使い勝手が悪い

2度目の訪問はクリスマスシーズンで、ロビー入り口いっぱいにデコレーションが飾られていました。日航のCAさんたちもいらっしゃって、ロビーはどことなく空港のチェックインカウンターのよう。外国のお客さんは少なめの印象で、ANAクラウンプラザやヒルトンと比べると落ち着いた日本的な雰囲気です。にぎやかさより静けさを求める人に向いています。他の成田ホテルとの比較は、

にまとめています。

03ACCESS

空港からのアクセス

空港ホテルとして一番気になるのが、空港からの行き方です。ホテル日航成田は第2ターミナルから徒歩約25分。歩けなくはない距離ですが、荷物があると現実的ではありません。

移動はもっぱら送迎バスを使います。バスは成田空港(第1・第2ターミナル)からのものと、成田駅からのものの2系統。ホテル前の車寄せには、いつも緑の送迎バスが停まっています。

ただ、正直に言うと「空港に特別近い」ホテルではありません。これは日航に限らず、成田空港周辺のホテルにおおむね共通する弱点です。早朝便・深夜便に合わせて動くなら、送迎バスの時刻は事前に必ず確認してください(発着時刻はダイヤ改定があるため、公式の最新情報でどうぞ)。空港での過ごし方や両替の準備は、

も参考になります。

04EXTERIOR & LOBBY

外観・ロビー

外から見ると、屋上の赤い鶴丸マークがひときわ目立ちます。685室の大きな建物です。開業のときに「桜でいっぱいにしたい」と、周りに約100本の桜が植えられたそうで、春はさぞ美しい景色になることでしょう。

ロビーは斜めの木製の大柱が連なる、重厚で落ち着いた空間。2度目のクリスマスシーズンには、大きなツリーが並び、赤と緑のリボンが吊るされていました。

ロビー全景。フロントで応対するスタッフ。
クリスマスシーズンのロビー。大きなツリーが複数並ぶ。

05ROOMS

お部屋

今回泊まったのは、①別館のエグゼクティブトリプル(1回目)と、②本館のコンフォートツイン(2回目)の2部屋。広さと眺めを重視するなら別館のトリプル、コンパクトにおしゃれな部屋でよければ本館のツイン、という住み分けです。それぞれ紹介します。

部屋(別館・エグゼクティブトリプル)

まずは1回目の別館エグゼクティブトリプル。……なのですが、その前に一言。別館の廊下が、ホーンテッドマンションかと思うほど暗かったんです。雰囲気づくりでしょうか、なぜなのでしょう。

別館の廊下。照明が控えめで、正直かなり暗い。

お部屋自体は、きちんと改装されていてきれいでした。奥行きがあってとても広く、明るい色使いで開放感があります。ベッドを3台置いてもこの広さ。荷物を置くスペースもゆとりたっぷりです。

エグゼクティブトリプルの全景。

窓際にはくつろぎのコーナーがあり、外には緑が広がります。眺めは部屋によって変わりますが、空港側のお部屋なら窓から飛行機も見えます(今回の眺めは庭園と林でした)。

窓からの眺め。芝生の庭園と屋外プール。

うれしかったのが子供用アメニティ。120cmサイズのパジャマに、たくさんのタオル、スリッパ、歯ブラシまで用意してくれました。子供用の部屋着を出してくれるのは、成田界隈では日航とヒルトンくらいだったと思います。子連れには本当にありがたい配慮です。

水回りは、昔からのいいホテルらしく安っぽさがありません。古くはありますが清潔で、広々していて使いやすい。ひとつだけ、ドライヤーが壁に埋め込まれた併設型で少し使い勝手が悪かったですが、特に不便というほどでもありませんでした。アメニティはタルゴジャポンの La Mer 製品。ちょっといいホテルでよく見る品で、このときは桜の入浴剤も付いていました。

バスアメニティは「LA MER by THALGO JAPAN」。
アメニティ一式。紙袋は「nikko hotels international」。

部屋(本館・コンフォートツイン)

2回目は本館のコンフォートツイン。エグゼクティブトリプルよりも一回り小さいお部屋です。

コンフォートツイン。ツインベッドと、赤い長ソファが印象的。

色使いは全体的に赤っぽく、おしゃれにまとまっています。ソファは寝られるくらいの長さ。コンパクトながら狭さは感じず、むしろ荷物を置くスペースもきちんとあって、よく考えられた作りでした。

水回りはこのとおり広め。アメニティは前回のような個々のミニボトルではなく、大容量タイプで、シャンプー類は花王の cue でした。ミニボトルを減らす環境配慮の取り組みは、個人的にも応援したいところ。何より、ミニボトルをいちいち開けるのがめんどくさいので大歓迎です。

赤い長ソファと、備え付けの給湯ポット・湯呑みトレイ。
バスルームのアメニティは大容量タイプの「Cue(花王)」。

06FACILITIES

館内設備

館内には、あると助かる設備がひととおりそろっています。

  • コンビニ(ローソン):ロビーに併設。MACHI café もあり、前泊・後泊の買い出しに便利です。
  • ライブラリーラウンジ・カフェ:レンガの暖炉のあるラウンジや、小腹がすいたときにちょうどいいカフェ。お土産屋さんも。
  • コインランドリー:ドラム式の洗濯乾燥機が並びます。乗り継ぎ・長旅の途中でも安心。
  • 11階の展望エリア:飛行機好きにはたまらない眺め。離着陸がはっきり見えます。
ロビー併設のローソン。
レンガの暖炉を中心にしたライブラリーラウンジ。

11階は簡単な展望エリアになっていて、成田空港の駐機場と航空機を望めます。飛行機の離着陸がよく見えて、飛行機好きにはたまりません。

11階の展望ラウンジから。窓の外に空港の駐機場と航空機。

2度目のクリスマスシーズンには、子供向けに人形20体を探すイベントをやっていました。1階・2階から最上階の11階まで使って探し歩くもので、子供向けと侮るなかれ、なかなか手ごわい。それでも子供だからこそ見つけられる場所にあったりして、家族で楽しめました。お庭ではウインターイルミネーションも予定されていましたが、このときはまだ準備段階で見られず。仕込みの気合いから察するに、開催中はきっときれいだろうと思います。

07BREAKFAST

朝食

日航の朝ごはんは、本当に素晴らしいです。高い天井に、お庭を見渡せる大きな窓ガラス。朝からここでゆっくりおいしいご飯をいただけるのは、最高の贅沢です。なお、アラカルトか完全ビュッフェかは時期によって変わるようで、私たちも1回目と2回目で形式が違いました。両方紹介します。

朝食(アラカルト)

1回目はアラカルトスタイル。洋食セットと和食セットから選べます。洋食セットは、オムレツ・目玉焼き・スクランブルエッグの中から1つ。私たちはそれとは別に、フレンチトーストとお子様セットも頼みました。簡単なビュッフェも併設されているので、軽く済ませたい人はこちらだけでも十分です。

洋食プレート。オムレツにウインナー、トースト・クロワッサン・スープ・ヨーグルト。
和朝食膳。焼き鮭・卵焼き・小鉢・味付海苔・味噌汁・ご飯。

お子様セットだからといって油断しないでください。お子様セットが全然お子様セットじゃないんです。大人のものと遜色ないほど盛りだくさんで豪華。フレンチトーストもふわふわで美味しかったです。

ふわふわのフレンチトースト。粉糖と生クリームを添えて。

朝も夜も置いてあるのが、アイスコーヒーサーバー。ビールを注ぐようにアイスコーヒーをグラスに注ぐと、上部が黒ビールのように適度に泡立って、プロが淹れたような見た目に仕上がります。おもしろいうえに、味も美味しかったです。

朝食(ビュッフェ)

2回目は完全ビュッフェでした。ライブキッチンでオムレツか目玉焼きを作ってくれて、選べるソースがどれも美味しそう。

朝食ビュッフェのライブキッチン。オムレツ・目玉焼きをその場で。

そして初めて見て驚いたのが、ネイチャーメイドのサプリメントビュッフェ。さまざまなサプリメントが並んでいて、こんな朝食は珍しいです。それから、子供たち大好きのヤクルトも。もちろんドリンクバーもあって、ごはんのお供が本当に豊富でした。

名物「サプリメントビュッフェ(Nature Made)」。
子供たちに人気のヤクルトも。多言語の説明パネル付き。

08DINNER

夕食

夕食も、朝食と同じ会場です。種類が豊富で、雰囲気も申し分ありません。開催されるフェアは訪問時期で変わり、1回目はアジアンフェア、2回目はイタリアンフェアでした。

夕食(アジアンフェア)

1回目のアジアンフェアは、ハイビスカスや麦わら帽子でトロピカルに飾り付けられていて、それだけで気分が上がります。

トロピカルに装飾されたビュッフェカウンター。
ライブキッチンの豚バラ角煮(花巻添え)と、牛サーロインステーキ。

ライブキッチンでは豚バラ肉の角煮牛サーロインステーキ。日航は料理を大皿でまとめて出すこともありますが、小さく小分けにして置いてくれるので、一品一品がお上品においしそうに見えます。

さらに感心したのが、子供用に別メニューを用意してくれること。ビュッフェは子供には食べにくいだろうから、という配慮で、これも料金に含まれているので何度でも頼めます。メニューから1品でも、ワンプレートで全部でもOK。デザートにはアイスクリームもあり、子供たちも大満足でした。

夕食(イタリアンフェア)

2回目はイタリアンフェア。ライブキッチンはチーズボウルのリゾットチーズハンバーグ、まさにチーズ祭りです。

ライブキッチンのリゾット実演。大きなチーズホイールの上で仕上げてくれる。
焼き上げたチーズハンバーグ。

ホールチーズという、ばかでかいチーズの塊をご存じでしょうか。シェフが目の前で、その大きなチーズの上でリゾットを丁寧にからめて仕上げてくれます。このときのシェフさんがいい人で、作りながらいろいろ説明してくれました。チーズもイタリアンも大好きなので、大興奮でした。

このときも小鉢料理がたくさん並んでいて、どれを食べても美味しかったです。もちろん子供用メニューも用意してくれました。私たちはお酒を飲まないのでわかりませんが、セルフの飲み放題メニューもあるので、お酒好きの方も満足できると思います。混んではいましたが、大声で騒ぐ集団もなく、最後まで優雅に楽しめました。

09WRAP-UP

さいごに

ホテル日航成田は、なんといってもごはんが素晴らしい。泊まるなら、ぜひ朝食だけでなく夕食も付けて、おいしいご飯を堪能してほしいです。春は桜、冬はイルミネーションと季節ごとに楽しめる工夫があり、何度来ても飽きなさそう。子連れへの配慮も手厚く、家族での前泊・後泊にぴったりのホテルでした。

価格帯や予約プランは時期で変わるので、最新は公式サイト・各予約サイトでご確認ください。JALという名前だけで、なんだかわくわくします。日本のホスピタリティに触れてから世界へ飛び立つ、あるいは帰国時に日本を感じる——そんな1泊にぜひ。

お部屋もご飯もわくわくできる、成田の定番ホテルでした。

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