成田で前泊・後泊するホテルを、お値段重視で探している方へ。インターナショナルガーデンホテル成田は、新しさや華やかさこそありませんが、その分お手頃で、なによりレストランのコストパフォーマンスが光る中級ホテルです。実際にスーペリアツインに泊まり、名物のディナービュッフェとランチビュッフェを堪能してきました。良かったところも、正直に気になったところ(古さ、そして目の前の意外な景色…)も、実際に撮った写真とあわせてどうぞ。
01QUICK INFO
インターナショナルガーデンホテル成田のクイック情報
ホテル情報
- 系列
- オリエンタルホテル&リゾーツ(ホテルマネージメントジャパン)
- 運営
- 直営
- 住所
- 千葉県成田市吉倉241-1(成田駅・京成成田駅から徒歩約25分)
- 客室数
- 463室
- 開業
- 1996年4月
- 公式
- 【公式】インターナショナルガーデンホテル成田
- 価格帯
- 時期・プランで変動(最新は公式・予約サイトでご確認ください)
同じホテルマネージメントジャパン(オリエンタルホテル&リゾーツ)の系列には、すぐ近くのヒルトン成田があります。送迎バスもヒルトンと共用で、成田エリアのなかでは「お値段を抑えつつ、きちんとした作りのホテルに泊まりたい」という人の受け皿になっている一軒です。
今回の宿泊メモ
- 宿泊
- 1泊(夏・8月。家族・子連れ)
- 部屋
- スーペリアツイン
- 食事
- ディナービュッフェ+ランチビュッフェ(朝食をランチに変更)/レストラン AVANTI(イタリアン)
- 予約
- 公式サイト・各予約サイトから
このホテルは朝食をランチに振り替えられるのがポイント。私たちも朝食は取らず、夜のディナービュッフェと翌日のランチビュッフェをいただきました。以下、実際に泊まった部屋と食事のようすを順に紹介します。
02REVIEW
総合レビュー
まず率直な評価から。光るのはレストランのコストパフォーマンス、そしてエリアの中では割安な価格です。一方で、お部屋や館内には古さが否めず、成田共通の弱点である立地(空港に特別近いわけではない)も正直に低めに付けています。褒めも辛口も、そのまま置いておきます。
良いところ
- レストランのコストパフォーマンスが良い。飛び抜けてすごいわけではないが、抑えたお値段と比べれば十分すぎる内容
- お値段がエリアで割安。成田はもともとコスパの高いホテルが多いが、その中でもお値段重視で頑張っている
- ロビーにコンビニ(セブン-イレブン)が併設されていて便利
- スタッフを含めて外国の方が多く、出発前から少し異国気分を味わえる
気になるところ
- 送迎バスはあるが、空港に特別近いわけではない(成田のどのホテルにも言えること)
- 古さが否めない。お部屋も館内も、全体的に年季を感じる
- 目の前にどどーんとラブホテルがある(景色は選べません…)
ホテル自体に新しさはなく、地味といえば地味。それでも総じてゆっくりできました。ディナーやランチをコスパよく楽しみたい方には、しっかり向いていると思います。特に小さなお子さんを連れた家族には、全体的にアットホームな雰囲気なので、心地よく過ごせるはずです。他館との横並びの比較は、
にゆずります。03ACCESS
空港からのアクセス
住所は成田市吉倉。JR成田線「成田」駅・京成本線「京成成田」駅から徒歩約25分という立地で、駅寄りにあります。歩けなくはない距離ですが、荷物があると現実的ではありません。
移動はもっぱら送迎バスを使います。バスは成田空港からのものと、成田駅からのものがあり、前述のとおりヒルトン成田と共用です。発着時刻はダイヤ改定があるので、早朝便・深夜便に合わせるなら、公式の最新情報で必ず確認してください。
ただ、正直に言うと「空港に特別近い」ホテルではありません。これは成田空港周辺のホテルにおおむね共通する弱点で、送迎バスがあっても、そこは割り切りが要ります。もうひとつ正直な話をすると、ホテルの目の前にはラブホテルがどどーんと建っています。気にしない人にはどうということはありませんが、景色は選べないので念のため。空港での過ごし方や両替の準備は、
も参考にどうぞ。04EXTERIOR & LOBBY
外観・ロビー
外から見ると、レンガ張りの大きな客室棟がどっしりと構えていて、外観はかなりしっかりした作りです。エントランス脇には、名物レストラン「AVANTI(アヴァンティ)」のビュッフェ案内看板が出ていました。
ロビーに入ると、これがなかなか雰囲気があります。吹き抜けの空間に革張りのソファが並び、シャンデリアと大理石調の床。お値段の割に、いい感じの作りになっていて好印象です。奥にはCOSTA COFFEEのカフェ、そしてセブン-イレブンも併設されていて、前泊・後泊の買い出しにとても便利でした。
さすが成田だけあって、館内は国際色豊かです。空港関係者と思われる方やホテルスタッフにも外国の方が多く、出発前からちょっとした異国気分。この「異国感」も、このホテルならではの持ち味だと思います。
05ROOM
お部屋(スーペリアツイン)
今回泊まったのはスーペリアツイン。成田周辺のホテルは比較的お部屋が広めで、こちらのホテルでもゆったりと過ごせました。作りはいたってシンプルですが、トランクを置くスペースももちろんあり、最低限必要なものはひととおりそろっています。
広さそのものは問題ありません。ただ、全体的に設備の古さは否めないかな…というのが正直なところ。とはいえ、その分お値段が抑えられているので、妥協できる範囲だと思います。ここは評価が割れるところで、私たちは「この値段ならOK」という受け止めでした。
眺めについても正直に。もう少し成田空港に近いホテルだと、離着陸する飛行機が窓から見えたりするのですが、こちらは空港から遠いので、普通に飛んでいる飛行機が見える程度です。飛行機目当てだと、その点はちょっと残念かもしれません。一方で、水回りは洗面台が広々しているのがありがたいところ。古さはあっても、使い勝手で救われる部分はきちんとありました。
06FACILITIES
館内設備
館内には、あると助かる設備がひととおりそろっています。成田だからか、トレーニングルーム(フィットネスジム)まで完備されていて、設備は思ったより充実している印象でした。
- フィットネスジム:ランニングマシンやウエイトマシンがそろう、本格的なトレーニングルーム。
- コインランドリー:洗濯乾燥機が並びます。長旅の途中の洗濯にも安心。
- 自動販売機・製氷機:客室階のコーナーに飲料自販機と製氷機。
- コンビニ:ロビーにセブン-イレブンが併設。さらにホテルの外にはミニストップもありました。
そして屋外にはジャグジーもありました。……が、私たちが宿泊した時点では、感染症対策のため利用停止になっていました。放射状の床に円形の浴槽が並ぶ、開放的な作り。稼働していたら気持ちよかっただろうな、と思いつつ、こればかりは時期の問題です(再開状況は公式でご確認を)。
正直なことを言えば、古さは廊下にも出ています。客室階の廊下はやや薄暗く、年季を感じる雰囲気。とはいえ、清掃はきちんとされていて、不快ということはありませんでした。
07BUFFET
ランチ・ディナー(ビュッフェ)
このホテルのいちばんの魅力が、レストラン「AVANTI」のビュッフェです。前述のとおり朝食をランチに変更できたので、私たちはディナービュッフェとランチビュッフェを両方堪能してきました。イタリアンレストランということで、子供たちにも食べやすいものが豊富。全体的にアットホームで、子連れでも安心して過ごせました。ランチもディナーも、多少の違いはあるものの、ほぼ同じ内容です。会場は広々としていて、朝・昼・夜すべて同じ場所。混雑することもありませんでした。
ピザやパスタはもちろん、カレーやタコライスまで。そして目玉が、ライブキッチンのシュラスコです。スタッフが目の前でビーフ・ポーク・チキンを切り分けてくれ、ローストビーフもしっかり並びます。お肉メニューは原価が高いので、この価格帯でここまで出してくれるのは、かなり頑張っているなと感心しました。
成田は全体的にコストパフォーマンスが高いホテルが多いエリアですが、こちらはお値段重視で頑張っているホテル。お値段を見ずに比べれば上位のホテルに軍配が上がりますが、お値段込みで比べれば、この内容はかなり健闘しています。品数も豊富で、大満足でした。
デザートも充実。ディナーはアイスクリームが食べ放題で、子供たちは大喜びです。ランチではアイスの代わりにセルフのかき氷コーナーに。逆にフライドポテトはランチにはあって、ディナーには出ないなど、こまかな違いもありました。
メイン料理にも子供が喜ぶものがしっかりあって、全体的に子連れにはありがたいラインナップ。しかも、最後には子供たちにヨーヨーすくいのプレゼントまで。夏らしい飾り付けのコーナーでヨーヨーをゲットして、子供たちはご満悦でした。こういう心づかいが、アットホームなこのホテルらしいところです。
メイン・温菜
マヒマヒのフリットにトリッパの煮込み、サムギョプサル風まで。イタリアンの枠にとらわれない顔ぶれで、ベーコンのカルボナーラも温かいまま並んでいました。
パン・サラダ・スープ
クロワッサンやバゲットの揃うパンコーナーに、ベビーリーフや枝豆のサラダバー。バーニャカウダ用の温野菜まであって、野菜も不足なくとれました。
ご飯・麺・和食
サルサを添えたタコライスに、スパイシーなピンクカレー、セルフのフォーまで。イタリアンと聞いて想像するより、ずっと幅広い品ぞろえです。
デザート・フルーツ
ケーキのショーケースに白玉や寒天のアジア系まで並び、目玉はアイスの食べ放題。数種類のフレーバーから選べて、子供たちは大喜びでした。
ドリンク
金色のサモワールが置かれた紅茶コーナーには、Premier'sのティーバッグが数種類。ソフトドリンクはタッチパネル式のディスペンサーでセルフで選べます。
会場・設え
木目調のカウンターに保温ジャーがずらりと並ぶ、広々とした会場。窓の外は夕暮れで、シュラスコの案内サインが食欲をそそります。
その他の料理
目玉のシュラスコは、目の前でビーフ・ポーク・チキンを切り分けてくれます。ローストビーフの大皿やピザ2種もあり、この価格でここまでとはよく頑張っています。
メイン・温菜
本日のパスタはベーコン入り。ランチだけのスパイシーチキンカツとフライドポテトもあって、ディナーとの細かな違いも楽しめました。
パン・サラダ・スープ
グリッシーニやピクルスの並ぶ前菜台に、彩り豊かなサラダバー。ランチもシュラスコは健在で、グリル野菜と一緒に取り分けていただきました。
ご飯・麺・和食
ペペロナータやマリネ茄子の冷製前菜に、氷でしめたそうめん。暑い時期の前泊には、こうしたさっぱり系がそろっているのがうれしいところです。
デザート・フルーツ
ティラミスにメロンショート、桃のケーキとケースはにぎやか。白玉やあんこの和スイーツ、カットスイカもあって、最後まで目移りしました。
その他の料理
グラスで供されるカッペリーニのガスパッチョなど、冷たい一品も充実。ディナーのアイスに代わり、ランチはセルフのかき氷コーナーになっていました。
08WRAP-UP
さいごに
レストランはとにかく種類が豊富で、とても楽しい食事でした。外国へ旅立つ前にイタリアンというのは少し不思議かもしれませんが、なじみのある料理でほっとしてから海外へ、というのも悪くないな、と思わせてくれるホテルです。外国人スタッフがきびきびと働いていて、そのおもてなしぶりが印象に残りました。
高級ホテルに比べれば、正直に言って目劣りする部分はあります。ただ、その分コスパが良いので、特段の不満なくゆっくり過ごせるはずです。ひとつだけ補足すると、朝食の評判はあまりよくないと聞くので(私たちはランチに振り替えたので未確認です)、宿泊+ランチ or ディナーのセットが、このホテルのいちばんのおすすめスタイルだと思います。
価格帯や予約プランは時期で変わるので、最新は公式サイト・各予約サイトでご確認ください。出発前・帰国後に割ける予算はそう大きくないもの。コスパ重視で、しっかりおいしいごはんも食べたい——そんな方には、自信を持っておすすめできる一軒です。
お値段を抑えつつ、ごはんはしっかり楽しめる。コスパ重視の成田前泊・後泊にぴったりのホテルでした。
