成田で前泊・後泊するなら、コスパ重視の人にぜひ知ってほしいのが「ホテルマイステイズプレミア成田」です。マイステイズ富士山の夕食があまりに素晴らしかったので期待して泊まったら、こちらの夕食ビュッフェもまた大当たり。あまりに良くて、季節を変えてもう一度泊まりました。スーペリアツインとスタンダードアーバンツイン、そしてカレーフェア・ミートフェアという2回分の夕食ビュッフェまで、2回の宿泊記を1本にまとめています。良かったところも、正直に気になったところも、実際に撮った写真とあわせてどうぞ。
01QUICK INFO
マイステイズプレミア成田のクイック情報
ホテル情報
- 系列
- 株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント
- 住所
- 千葉県成田市大山31(第2ターミナルから徒歩約52分)
- 客室数
- 711室
- 開業
- 2018年2月(マイステイズグループとしてリブランド)
- 公式
- ホテルマイステイズプレミア成田 公式サイト
- 価格帯
- 時期・プランで変動(最新は公式・予約サイトでご確認ください)
もともとは成田東急インとして開業し、その後は成田エクセルホテル東急として長く親しまれた建物です。2018年にマイステイズグループへ移り、南館の全室と本館の一部を改装して今のかたちになりました。東急系列だった頃の名残で、庭園がとてもしっかりしているのがこのホテルの隠れた魅力です。
今回の宿泊メモ
- 宿泊
- 2回(1回目=夏/2回目=ハロウィン前の秋。いずれも家族・子連れ)
- 1回目の部屋
- スーペリアツイン(空港側で飛行機が見えました)
- 2回目の部屋
- スタンダードアーバンツイン(9・10階限定)
- 夕食
- 1回目=カレーフェア/2回目=ミートフェア(ディナービュッフェ)
- 朝食
- 夕食と同じ会場のビュッフェ
- 予約
- 公式サイト・各予約サイトから
「何回泊まれば、どの部屋・どの食事に当たるの?」が分かりにくいので、先に整理しておきました。ビュッフェのフェアは時期によって変わり、私たちは1回目がカレーフェア、2回目がミートフェアでした。お部屋も、タイプによって飛行機が見えたり見えなかったりします。以下、それぞれ実際に泊まった回のようすを順に紹介します。
02REVIEW
総合レビュー
まず率直な評価から。このホテルの一番の魅力は、コスパ抜群の夕食ビュッフェです。お部屋も改装済みできれい。一方で、成田の空港ホテル共通の弱点である立地は正直に低く付けています。名前に「成田」と付きますが、空港に「特別近い」わけではないからです。
良いところ
- 夕食ビュッフェのコスパが良い。お値段に対しての満足度がとにかく高い(一番の魅力)
- 大浴場とプールが併設されている(プールは無料)
- ロビーにコンビニ(ファミリーマート)が併設されていて便利
- お部屋タイプによっては窓から飛行機が見える
気になるところ
- 空港に近いわけではない(このホテルに限らず、成田界隈のホテル全般に言えること)
- 朝食は普通。悪いわけではなく、値段相応という印象
- お部屋タイプによっては飛行機が一切見えない(空港側かどうかで当たり外れがある)
個人的に、マイステイズは夕食に気合が入っているホテルとそうでないホテルの差が激しいと感じています。舞浜や新浦安はディズニー宿泊特化で価格優先の最低限。一方、富士山やこの成田は、夕食ビュッフェのコストパフォーマンスが飛び抜けて高い。富士山での感動があったので期待して泊まったら、成田も期待どおりで、うれしくなって二度目も訪れました。他の成田ホテルとの比較や順位づけは、
のほうにまとめています。03ACCESS
空港からのアクセス
空港ホテルとして一番気になるのが、空港からの行き方です。マイステイズプレミア成田は第2ターミナルから徒歩約52分。数字のとおり、歩ける距離ではありません。
移動はもっぱら送迎バスを使います。バスは成田空港(第1・第2ターミナル)からのものと、成田駅からのものがあります。空港からも駅からも拾えるので、飛行機でも電車でもアクセスできます。
ただ、正直に言うと「空港に特別近い」ホテルではありません。これはこのホテルに限った話ではなく、成田空港周辺のホテルにおおむね共通する弱点です。早朝便・深夜便に合わせて動くなら、送迎バスの時刻は事前に必ず確認してください(発着時刻はダイヤ改定があるため、公式の最新情報でどうぞ)。空港での過ごし方や両替の準備は、
も参考になります。04EXTERIOR & LOBBY
外観・ロビー・庭園
外観は、白いタイル張りの大きな高層棟。車寄せに送迎バスが停まり、見上げると成田へ向かう飛行機が飛んでいきます。地上にも空にも夢がある、そんな景色です。
うれしい驚きが、外国からのお客さんを意識してのものでしょうか、ちょっとした日本庭園があること。錦鯉の泳ぐ池に石灯籠、苔むした石を流れる小川まであって、心をなごませてくれます。もともと東急系列のホテルだっただけあって、この庭園はかなり本格的です。
ロビーは木目の丸柱が印象的で、奥にフロントカウンター。レストラン「Gardenia」もこの階にあります。
05ROOMS
お部屋
今回泊まったのは、①スーペリアツイン(1回目)と、②スタンダードアーバンツイン(2回目)の2部屋。飛行機を見たいなら空港側のスーペリアツイン、9・10階からの眺めとおしゃれな雰囲気ならアーバンツイン、という住み分けです。どちらも改装済みで、水回りまで新しくぴかぴか。それぞれ紹介します。
部屋(スーペリアツイン)
1回目はスーペリアツイン。改装されていて古さは全く感じず、とてもきれいでした。スーツケースを広げるスペースが広く取ってあり、荷物の多い空港泊でも使いやすい作りです。
このお部屋のいいところは、窓から飛行機の発着が見えること。そして夜になると、ライトアップした空港が遠くに見えてとてもきれいでした。飛行機好きにはたまりません。
水回りも新しくぴかぴか。アメニティはDHCで、化粧水やクレンジング、洗顔などのスキンケア製品がもらえるのはうれしいポイントです。しかも女性向けだけでなく、男性向けのスキンケアまで用意されていました。
部屋(スタンダードアーバンツイン)
2回目はスタンダードアーバンツイン。9・10階限定のお部屋タイプで、名前のとおりどことなくアーバンな、落ち着いたテイストにまとまっています。アメニティや水回りは前回と同じく、DHCできれいでした。
ひとつ正直にお伝えしておくと、このお部屋タイプだと飛行機は見えませんでした。このホテルはお部屋ががっつり空港側とそうじゃない方に分かれていて、そうじゃない方は本当に一切見えません。飛行機や空港の眺めを楽しみにしている方は、ここは当たり外れがあるのでご注意ください。眺めを重視するなら、予約時に空港側を希望しておくのが安全です。
ベッド・室内
どちらの部屋も改装済みで、古さを感じないきれいな室内。ヘッドボードの間接照明が落ち着いた雰囲気で、荷物を広げるスペースもゆったり取ってあります。
水回り・バス
浴槽・洗浄便座・洗面台がコンパクトにまとまったユニットバス。改装済みで新しくぴかぴかで、DHCのバスアメニティがそろっていました。
設備・ミニバー
空の小型冷蔵庫に電気ケトル、煎茶やコーヒーの給湯セット。金庫や空気清浄機まで、必要なものはひととおりそろっています。
アメニティ・備品
スキンケアはDHC。女性向けだけでなく、男性向けのメンズケアまで用意されていたのはうれしいポイントです。
室内・その他
空港側のスーペリアツインからは、飛行機の発着や夜のライトアップされたエプロンが遠くに。並ぶ貨物機や離陸機まで望めて、飛行機好きにはたまりません。
06FACILITIES
館内設備
館内には、あると助かる設備がひととおりそろっています。
- コンビニ(ファミリーマート):ロビーに併設。24時間営業で、前泊・後泊の買い出しに便利です。
- 無料のプール:屋内・屋外の両方。プールが無料というのはうれしいポイントで、夏休みは子供たちでにぎわいそうです。
- サウナ付き大浴場:別途550円で利用できます。
- コインランドリー・自動販売機:乗り継ぎや長旅の途中でも安心です。
まずプール。無料というのが本当にありがたく、ガラス張りのアトリウムに屋内プールとジャグジー、屋外にもプールがあります。
そして大浴場。別途550円で、サウナ付きの大浴場を利用できます。そこまで大きなお風呂ではありませんが、私たちが利用した際はほぼ貸し切りで、旅の疲れをゆっくりほぐすことができました。大浴場の休憩室で外国の方がのんびりくつろいでいたのが印象的で、外国の方も日本のお風呂で癒やされるんですね。
コンビニはファミリーマートがロビーに併設。24時間営業なので、飲み物やちょっとした買い物に困りません。
07BREAKFAST
朝食
朝食会場は、夕食と同じ会場です。正直に言うと、朝食は「普通」でした。悪いわけではないのですが、この後で紹介する夕食があまりに素晴らしいので、どうしても多少見劣りします。とはいえ夕飯のおなかがまだ落ち着いていない頃なので、これくらいがバランスよく、ちょうどいい量でした。それでもライブキッチンでハンバーグを焼いてくれるので、満腹感はしっかりあります。
ひとつ正直な私見を。朝食ビュッフェは定価2,200円で、宿泊プランとセットにすればもっとお手頃になります。このお値段では頑張っている方だと思いますが、もし定価で食べるなら、個人的にはもう800円出してランチ(=昼のビュッフェ)にしたほうが満足度は高い気がします。ただ成田という土地柄、時間がどうにもならない場合も多いので、そこはお好みで決めていただいていいかなと思います(食事の価格は時期で変わるため、最新は公式でご確認ください)。
ライブキッチン・実演
卵料理を仕上げてくれるライブステーション。朝はハンバーグもその場で焼いてくれるので、満腹感はしっかりあります。
メイン・温菜
自家製豆腐や明太子の和惣菜に、スクランブルエッグやソーセージ、唐揚げまで。藍絵の皿のハンバーグと焼き鯖も、朝から食べごたえがあります。
パン・サラダ・スープ
クロワッサンや食パンの並ぶパンコーナーに、色とりどりのサラダバー。リスの置物で飾ったトースター台や、ケロッグのシリアルもそろっています。
ご飯・麺・和食
ご飯は千葉県産コシヒカリ。温泉卵やひじき煮の小鉢、味付け海苔やしそわかめのご飯のお供、大根と鳥団子の煮物まで、和のおかずが充実しています。
デザート・フルーツ
ヨーグルトに、バナナやパイナップル、オレンジなどのカットフルーツ。朝の締めにちょうどよい顔ぶれです。
ドリンク
コーヒーやお茶のマシンに、数種のティーバッグ。グレープフルーツやトマト、オレンジのジュースもそろっています。
会場・設え
中央の取り皿ステーションを囲むように、窓際へ長い料理カウンターが延びる会場。夕食と同じ場所で、広々と料理を取れます。
その他の料理
せいろの焼売や、ミックスベジタブルを添えたハンバーグなど。盛り付け見本の小皿もあって、初めてでも迷わず取れる配慮です。
08DINNER
夕食
いよいよ、このホテルの目玉であるディナービュッフェです。会場そのものはなんとなく地味なのですが、料理を並べるスペースを広く取ってあるので、誰かとぶつかりあって取らなきゃならないということがなく、自分のペースでゆっくり料理を確保できます。食べ物の配置も上手です。
お値段は、私たちが訪れた時点でディナーが定価3,960円、ランチが2,970円。ランチとディナーは近いラインナップが提供されるようでした。ディナーでこの値段なら、満足度は無茶苦茶高いです。開催されるフェアは訪問時期によって変わるので、内容は毎回異なります。私たちが体験した2つのフェアを紹介します(食事の価格は時期で変わります。最新は公式でご確認ください)。
夕食(カレーフェア)
1回目はカレーフェア。まずは前菜から。前菜だけでもとても種類が豊富で、細々とした料理にも手を抜いていません。
そしてメイン。カレーフェアだからといってカレーだけではなく、手羽先や担々麺、豚丼、丸々と太ったエビフライなど、それだけでビュッフェの主役になれそうな料理が並びます。何より感心するのが肉への寛大さ。食材をけちらず、肉料理がこれだけふんだんにあるのは珍しく、肉好きにはたまりません。
ライブキッチンではシェフがサーロインステーキを焼いてくれて、ジュージューと肉汁がしたたります。揚げ物コーナーには丸々としたエビフライや手羽も。
最後はデザート。ドーナッツがインテリアのように素敵に飾り付けてあり、かわいらしいケーキのほかにソフトクリームとアイスもあって、子供たちも大喜びでした。
夕食(ミートフェア)
2回目のミートフェアは、ハロウィン前の時期。この時も前回同様、すいていてゆっくりと過ごせました。サラダは色とりどりできれいで、ゆで落花生がとてもおいしく、千葉の特産品も忘れていません。
そして今回も丸々としたエビフライに再会。ライブキッチンはサーロインステーキに加えてチーズ味噌ラーメンまであって楽しく、ローストビーフのソースは和風トリュフ風と個性が光ります。
デザートはアイスとソフトクリームがもちろん健在。ハロウィンが近かったこともあり、ケーキがハロウィンバージョンにかわいくデコレーションされていました。かぼちゃや紫芋のタルトなど、季節を感じる品が並びます。
メイン・温菜
丸々としたエビフライや手羽、担々麺に牛肉炒めと、肉料理がとにかくふんだん。食材をけちらない大盤振る舞いで、肉好きにはたまりません。
パン・サラダ・スープ
色とりどりのサラダバーやパンに加え、干し海老と胡瓜の和え物など小鉢の前菜が実に豊富。スープはトムヤムクンと中華コーンスープが並びます。
ご飯・麺・和食
主役のカレーはSTAUBの鋳物鍋に、グリーンカレーやバターチキンなど数種。ターメリックライスや、薬味をのせる担々麺までそろう充実ぶりです。
デザート・フルーツ
ドーム付きの台に並ぶチーズケーキやアップルパイ、ショコラケーキ。花餅ときな粉わらび餅の和菓子まであって、子供たちも大喜びでした。
ドリンク
数種のティーバッグにエスプレッソマシン、タッチパネル式のソフトドリンクまで。冷たいものから温かいものまでセルフでそろいます。
会場・設え
曲線を描くカウンターに、窓の外は緑の庭園。料理を並べるスペースが広く取ってあり、人とぶつからず自分のペースでゆっくり取れます。
その他の料理
木製スタンドに刺したチョコやストロベリーのミニドーナツは、インテリアのように素敵な飾り付け。ホルモンの火鍋やナンまであって、幅の広さに感心します。
メイン・温菜
再会した丸々としたエビフライに、サーロインステーキ、プルコギ風の牛肉炒め。生ハムや鴨、牛肉の握り寿司まであって、肉料理が本当にふんだんです。
パン・サラダ・スープ
サラダバーは色とりどりできれい。クロワッサンやほうれん草パイのパンコーナー、青ザーサイのサラダやスープまで、脇役にも手が込んでいます。
ご飯・麺・和食
小鉢のゆで落花生がとてもおいしく、千葉の特産品も忘れていません。豚丼やキーマ風カレー、コーン入りの醤油ラーメンまでそろう充実ぶりです。
デザート・フルーツ
アイスとソフトクリームは健在。ハロウィンが近く、紫の布や蜘蛛の巣で飾られた台に、かぼちゃや紫芋のタルトなど季節を感じる品が並びます。
ドリンク
8種ほどの紅茶や日本茶のティーバッグに、タッチパネル式のソフトドリンク。製氷機やコーヒーもそろって、食後までゆっくりできます。
会場・設え
木目調の会場に、曲線を描くビュッフェカウンター。この回もすいていて、料理を落ち着いて取りながらゆっくり過ごせました。
その他の料理
カービングのローストビーフはソースが和風トリュフ風と個性的。チーズグラタンや鮭チャーハン、シュウマイまで並び、ラインナップに遊び心があります。
09WRAP-UP
さいごに
しつこいようですが、このホテルはコスパ含めてビュッフェが本当に素晴らしいです。高級で洗練された雰囲気があるわけではありませんが、コスパ良く食事を楽しみたい人、そしてプールや大浴場でのんびりしたい家族連れにはぴったりのホテルでした。外国のお客さんも多く、国際的な雰囲気も味わえます。
空港利用でなくても、近くに行った際には食事だけでもまた利用したい——そう思える一軒でした。価格帯や予約プランは時期で変わるので、最新は公式サイト・各予約サイトでご確認ください。他の成田ホテルと迷っている方は、下の比較まとめもどうぞ。
コスパ抜群の夕食ビュッフェが光る、家族連れにうれしい成田の一軒でした。
