成田東武ホテルエアポートの外観。円弧状に伸びた高層棟と、車寄せに停まる送迎バス。
宿泊記

成田東武ホテルエアポートに泊まりました

更新 2026.07.01

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成田で「とにかく空港に近いホテルがいい」なら、まず名前が挙がるのが成田東武ホテルエアポートです。成田のホテルはどこも空港から離れていて送迎バス頼み——というのが常識のなか、ここは第3ターミナルまで徒歩7分という、界隈では例外的な立地。実際に泊まって、デラックスツインのお部屋、窓から見えた飛行機と貨物センターの夜景、ライブキッチンが楽しいディナービュッフェまで、実際に撮った写真とあわせてどうぞ。近くて便利な一方で、正直に気になったところも格好つけずに書きます。

01QUICK INFO

成田東武ホテルエアポートのクイック情報

ホテル情報

名称
成田東武ホテルエアポート
系列
東武ホテルマネジメント(直営)
住所
千葉県成田市取香320-1(第3ターミナルから徒歩約7分/第2ターミナルから徒歩約15分)
客室数
484室
開業
1975年(ホリデイ・イン成田として開業。1987年に東武グループへ、2010年に現名称へ)
公式
成田東武ホテルエアポート 公式サイト(最新の料金・送迎時刻はこちら)
価格帯
時期・プランで変動(最新は公式・予約サイトでご確認ください)

もともとは1975年にホリデイ・イン成田として開業した、成田空港エリアでは二番目に古いホテルです。その後1987年に東武グループへ営業が移り、2010年に現在の「成田東武ホテルエアポート」へと名前を変えました。2012年には東京スカイツリーのオフィシャルホテルにも選ばれています。約50年の歴史ゆえの古さはありますが、適宜リニューアルされていて、館内には清潔感があります。

今回の宿泊メモ

部屋
デラックスツイン(エキストラベッドを1台追加=ベッド3台)
夕食
ディナービュッフェ(レストラン「OASIS」。ライブキッチンあり)
朝食
ビュッフェ(夕食と同じ会場。提供形式・内容は時期で変わります)
同行者
家族・子連れ
予約
公式サイト・各予約サイトから

先に整理しておくと、提供している食事の形式や内容は訪問時期で変わります。以下、実際に泊まった回のようすを順に紹介します。何より、このホテルの主役は立地。まずはそこから見ていきます。

02REVIEW

総合レビュー

まず率直な評価から。このホテルの魅力は、なんといっても空港至近の立地で、そこは満点をつけています。第3ターミナルまで徒歩7分は、送迎バス頼みが常識の成田では別格です。宿泊料金も比較的お手頃。一方で、水回りには古さが残り、名物のディナービュッフェは内容は良いものの定価がやや高め——このあたりは正直に評価しました。

実際に泊まった評価(5段階)

総合 立地は満点。古さと食事の値ごろ感が全体を平均に寄せる
お部屋 広くて快適だが、水回りは古い
食事 内容は良い。ただディナー定価はやや高め
立地 第3ターミナル徒歩7分・成田で唯一の空港至近
設備 京都クラフトマート・マツモトキヨシ・フィットネス(有料)
価格 宿泊料金はお手頃。LCC利用と相性がいい

良いところ

  • とにかく空港に近い。第3ターミナルまで徒歩7分で行ける(成田では例外的な立地)
  • 宿泊料金が比較的お手頃で、お財布に優しい。LCC利用や第3ターミナル発着と相性がいい
  • ロビー奥に京都クラフトマート(土産+ミニマート)マツモトキヨシが併設。買い出しに困らない
  • A・B滑走路に挟まれた立地で、窓から飛行機が見える部屋が多い。夜は貨物センターの明かりも楽しめる

気になるところ

  • 空港は近くて便利だが、徒歩で行く際の道が非常に分かりづらい(業者搬入口のような通路を抜ける)
  • ディナービュッフェは内容は良いが、定価はやや高め(セットプランや割引を活用したい)
  • 水回りが古い。清掃は行き届いているが、年季は感じる

このホテルの一番の魅力は、やはり立地です。宿泊費も安めなので、第3ターミナル発着のLCCを使う方には特に最適。その立地のおかげか、お客さんにはアジア系の方も多く見かけました。約50年前の開業ゆえの古さはあるものの、リニューアルで清潔感は保たれています。他の成田ホテルとの比較や、ディナービュッフェの値ごろ感を他館と並べた話は、

にまとめています。

03ACCESS

空港からのアクセス

このホテルの真骨頂はアクセスです。成田空港周辺のホテルは、たいてい空港から離れていて送迎バス頼み。そんななか、成田東武ホテルエアポートは第3ターミナルまで徒歩約7分、第2ターミナルまで徒歩約15分と、歩いて行ける数少ない一軒です。もちろん送迎バスも、成田空港(第1・第2ターミナル)からのものと、成田駅からのものが出ています。

ただ、正直にお伝えしておきたいことがあります。実際に第3ターミナルまで歩いてみたのですが、近いのは本当なのに、そこまでの道が驚くほど分かりづらいのです。特に案内が出ているわけでもなく、「ここ、業者の搬入口だよね? 本当に入っていいの?」と迷うような通路を進みます。警備員さんが立っていて、止められるのではとハラハラしましたが、「はい、どうぞ〜」とむしろ優しく通してくれて、拍子抜けしました(笑)。初めてだと戸惑うので、時間には余裕を持って向かうのがおすすめです。

早朝便・深夜便に合わせて動くなら、送迎バスの時刻は事前に確認してください(発着時刻はダイヤ改定があるため、公式の最新情報でどうぞ)。空港での過ごし方や両替の準備は、

も参考になります。

04EXTERIOR & LOBBY

外観・ロビー

外観は、円弧状にゆるやかに伸びた高層棟が特徴的。車寄せにはいつも送迎バスが停まっています。ロビーは広々としていて快適ですが、途中で増築を重ねてきた経緯もあってか、横長に伸びた少し変わった作りになっているのが面白いところです。

正面エントランスと車寄せ。青空の下、空港至近のホテルらしい佇まい。
ロビーとフロント。大理石調の床に、庭の見える大きな窓。

05ROOMS

お部屋(デラックスツイン)

今回泊まったのはデラックスツイン。ここにエキストラベッドを1台追加して、ベッド3台の構成にしました。それでもお部屋はとても広々としていて、ゆったりと過ごせます。ベッドを3台入れてもこの余裕があるのは、さすが。都内のホテルでは味わえない広さです。荷物を広げるスペースもたっぷりでした。

デラックスツイン(エキストラベッド追加)。窓の外には空港の管制塔と緑地。

このホテルはA滑走路とB滑走路に挟まれた立地のため、窓から飛行機が見える部屋が多いのも魅力です。そして今回いちばん心に残ったのが、夜の眺め。近くに貨物センターが見え、夜になると明かりのおかげで、そこで人や荷物が動いているのが分かります。航空貨物が24時間休みなく動き続けているのを身近に感じられて、夜中も働く人がいるのだと思うと、なんだか感慨にふけってしまいました。

客室からの夜景。奥に空港ターミナルの明かり、手前に庭園とシャトルバス。

正直な短所も。水回りは、確かに古いです。ただ、清掃はよく行き届いていて、汚いと感じることはありませんでした。年季は年季として受け止めて、清潔さは保たれている、という印象です。

ユニットバス。

アメニティもきちんとそろっています。バス用品はPROVINSCIAのシリーズ、そして歯ブラシ・カミソリ・ヘアブラシなどのキットはTOBU HOTEL のロゴ入り。細やかなところまで用意されていて、手ぶらでも困りません。

アメニティキット。ロゴは「TOBU HOTEL」。
バスルームのアメニティは「PROVINSCIA」。

06FACILITIES

館内設備

館内には、前泊・後泊にうれしい設備がそろっています。

  • 京都クラフトマート:ロビーの奥にある売店。手前が和雑貨のお土産屋さん、奥はコンビニのようなミニマートになっていて、飲み物やお菓子、お弁当まで買えます。
  • マツモトキヨシ:ドラッグストアも併設(免税対応)。「なにか足りなくて困る」ということが、まずありません。
  • フィットネス(有料)別途1,100円で利用できます。屋内プールやジャグジー、小さめの浴場も備えていて、小学生くらいのお子さんでも楽しめそうでした(今回はのぞいただけですが)。
  • そのほか:客室階には製氷機コーナーや、館内には電子レンジコーナー、喫煙室・休憩スペースもあり、細かいところで気が利いています。
ロビー奥の売店「京都クラフトマート」。
併設のマツモトキヨシ(Tax Free Shop)。買い足しに便利。

なお、料金は変わることがあるので、フィットネスの利用料など最新の情報は公式サイトでご確認ください。

07BREAKFAST

朝食

朝食は、夕食と同じ会場でいただきます。左右に料理カウンターが並ぶ明るいレストランで、万遍なくバランスよく、適度な量という印象。奇をてらったものはありませんが、どれもおいしく、朝から満足できる内容でした。なお、提供形式や内容は訪問時期で変わることがありますので、下記は一例として。

朝食ビュッフェ会場の全景。
ライブキッチンのオムレツ実演。目の前で焼き上げてくれる。

ライブキッチンでは、オムレツを作っていただきました。和食のお惣菜やサラダバー、焼きたてのパン、フレンチトーストまでひととおりそろっていて、和洋どちらでも過不足なく楽しめます。旅立ちの朝、あるいは帰国後の朝に、しっかり食べてから動けるのはうれしいものです。

08DINNER

夕食(ディナービュッフェ)

夕食は、レストラン「OASIS」でのディナービュッフェ。会場は改装したばかりなのか、とてもきれいでした。料理が並ぶエリアは少しコンパクトな作りで、その分だけぎっしりと食べ物が並んでいるのが、かえって楽しい。南国風のディスプレイもかわいらしく、雰囲気は上々です。

夕食会場のレストラン「OASIS」。ディナービュッフェの入口。

いちばん良かったのが、ライブキッチンの豊富さビーフステーキ(北海道産サロマ牛)天麩羅、そして本格麻婆豆腐と3種類もあり、これだけでも満足のラインナップです。とくに、その場で作ってくれる麻婆豆腐がとてもおいしかった。天麩羅は3種の塩を添えて、揚げたてをいただけます。

ライブキッチンの本格麻婆豆腐。土鍋で仕上げた四川風。
揚げたての天麩羅。3種の塩を添えて。

デザートの種類も豊富で、一品なくなると同じものではなく別のデザートが出てくるので、デザート分のおなかを残しておかないと後悔しそうです。チョコレートファウンテンソフトクリームもあり、家族連れもちらほら。子供向けのこうした配慮はありがたく、うちの子たちも大喜びでした。サラダやパンもしっかりそろっていて、全体として過不足のない内容です。

正直なところも書いておきます。内容そのものは良かったのですが、ディナービュッフェの定価はやや高めだと感じました。ただ、宿泊とセットのプランなら割引がきいて安くなる場合もあるので、そういうときにセットで付けるのがおすすめです。他のホテルのビュッフェと値ごろ感を並べた話は、

にまとめています。

09WRAP-UP

さいごに

成田東武ホテルエアポートは、とにかく立地が最高で、コスパもいい。それだけでも、空港へ向かう方には十分な価値があります。私は窓から見えた貨物センターの景色に、なぜか思いのほか感動してしまいました。総じてゆっくり、快適に過ごせたので、第3ターミナルを利用するときにはまた泊まりたい一軒です。

古さや、ディナー定価がやや高めといった正直な短所はあるものの、それを補って余りある空港至近の便利さがあります。これから海外からのお客さんがもっと増えれば、アジアからの旅行者でにぎわう、よりインターナショナルな情緒のあるホテルになっていきそう。それはそれで、また訪れる楽しみです。価格帯や予約プランは時期で変わるので、最新は公式サイト・各予約サイトでご確認ください。

成田で唯一「歩いて空港へ行ける」、便利さが自慢の一軒でした。

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